2013年11月8日金曜日

ミスiD2014お披露目イベントのこと



10月27日、お台場ジョイポリスにて、ミスiD2014お披露目イベントが開催されたー!

ミスiDと言ったらアイドル好きの人なら当然知ってるようなコンテストだけど、一般的にはどうなんだろうか?
今や超売れっ子になったモデルさんの玉城ティナちゃんを輩出したコンテストの第二回と言ったらわかりやすそう。
「普通のアイドルコンテストとはちょっと違う」ことを売りにしていて、要するに(あんまり安易に使いたくない言葉だけど)サブカル寄りのコンテストでした。

そのコンテストでグランプリを獲得した、小学6年生(!)の
青波純ちゃんに、会いたかったのでこの謎のイベントに行ってきた。

グランプリ・ミスiD賞・特別賞や各審査員賞を含む、最終選考に残ったアイドルの卵たち(現役アイドルとしてバリバリ活動してる子も沢山いる)の、生写真セットを購入すると最後に握手会に参加できる。
しかも、30人全員との握手・・・
(これでかなりびびっていた)

ジョイポリスに着いたらまだ全然人がいなくて、ステージ前に場所を取ってる人がぽつぽついたぐらいだった。
ステージの周りは普通に乗り物がいっぱいある遊園地なので、ジェットコースターとかに乗ってる人達の歓声が聞こえる空間にまずびびった。こんな煩い所で、青波純ちゃんのか細い声が聴こえるのか?!と、ちょっと不安になった。
まだ照明も点いてなかったので薄暗い中、懐中電灯で光をあてながら生写真を買うという不思議な状況だった。

そして無事青波純ちゃんの写真を購入して、お昼ご飯でも食べに行こうかなーと思っていたら、急遽決まったスペシャルゲストの大森靖子さんのリハーサルが始まった!偶々観れて、本当〜〜〜に嬉しかった。
大森さんのことは既に物凄く話題になってるし、知人・友人から激烈に勧められていたのだが今までいつも機会を逃し続けてきたんだけど、まさか初ライヴがこんな場所になるとは・・・と、これもまた不思議な気持ちになった。
そして初・大森靖子さんライヴは、まんまと、泣いた・・・!「凄い、凄い」と聞いていてだいぶハードルが上がっていたけど、前述の通りガヤガヤとうるさくてミュージシャンにとって全く良い環境ではなかったのに喧噪すらも音楽に変えている力を目の当たりにして、「あ〜〜ただの不思議ちゃんじゃなくて本当にすごい音楽家なんだな〜」と今更ながら思った。
だからこそあんなに多くの人の心を掴んで、あっという間に大人気になったんだよなァ。
やっぱり100のレビューを読んでても、1回のライヴを観ないと意味ないんだなーと思った。
衝撃的な、初生・大森靖子体験であった!



しかもこの後の本番ライヴでは、↑絵のような感じで、自身のギターに青波純ちゃんの写真を貼ってライヴしていた!!!(大森さんも青波純ちゃん推し)
(ギターの絵が下手すぎですみません)






ちょっとマックに行ってグラコロ食べてる間にものすごい人が増えてて、焦った!
端っこの4〜5列目くらいの比較的見やすい位置に何とか入って、記者会見〜イベントをずっとこの位置で見学。
(イベント開始前に、プレス向け記者会見が行われた)
(youtube動画より)


青波純ちゃんが出てきた時の高まり!!!
わー!本物だーーー!!!という感じだった。

彼女はまだ女優でも歌手でもモデルでもなく、世間に出ているのはツイッター(や、tumblr)やインスタグラムのご家族が撮影されたと思われる日常の写真と、ミスiDのサイトの動画だけ。
それなのにものすごく話題になって、友人や知人でもこの日、純ちゃんが見てみたいからって来てた人が沢山いた。
この人気の出方ってすごい現代的だな〜と思った。2013年のアイドルって感じだなと。

↑の動画を見ても一目瞭然だけど、青波純ちゃんには笑顔がほとんど無い。

もちろん緊張しているからで、べつに暗い子だからとかではないと思う。
でも、周りに何十人もアイドルを目指す女の子達がいると、そういう子達は当然笑顔が上手でずーっとニコニコしてるから、純ちゃんだけがあまりにも「静」なので否が応でも目立っていた。
純ちゃんが作り笑顔とか有り得ないし、それは予想できた事だったけど、やっぱりその様子をこの目で実際に見ることができてよかった。










他のみんなの話を聞いている時の、純ちゃんのポーズ⇒
かわゆかった!























記者会見の後、イベント本編が始まり、グランプリ〜各賞受賞者の挨拶。
司会が男性の芸人の方(名前失念)と、前回グランプリの
玉城ティナちゃん
で、ティナちゃんのリアルお人形っぷりが本当に凄かった!!!
当たり前だけど、他の子達とはもう格が違うっていう感じだった。
目がブラックホールみたいだったのも印象的。写真とか動画だとそこまで思わなかったけど、今まで見たことない、「ザ・虚無」という感じの目だった。


その後、30人の出場者全員の自己アピールタイムがあったのだが、途中でちょっと休んだりしようと思ってたけど、なんか目を離せなくて最後までずっと見てしまった。
まさかイベントが(記者会見含めて)4時間もあると思ってなかったので、しんどかった〜〜〜
ま〜とにかく疲れたけど、「アイドルになりたい」「輝きたい」というギラギラとした欲望をもった女の子たち、どんなに大人しい感じやクールな感じでも、このステージに立っているという時点でそういう欲望があることは確実なので、そういう子達の表情・動き・声など全身から発せられるものが普段目にすることのできない異様な感じで本当に面白かった。
だから立ちっぱなしで何時間も見続けてしまったのだが。

中には本当〜にユルい一芸披露みたいのもあったけど、今思い返すと全員それぞれよかった。
特にインパクトあったのは、審査期間の時から一際目立っていた
ひのあゆみさん。
なんとこういうコンテストでは異例の、自分1人が応募するんじゃなくオーディションにいきなりメンバーを連れてきて「こういうアイドルグループを作りたい」と宣言して、そのグループ「ひめむすひ」のコンセプトなどを説明していた。(曲などはまだないらしい)
邪馬台国の卑弥呼とか、太古の時代からの「女性」をテーマにしてて、コンセプトがすごいしっかりしてるなーと思った。自分で作ったという衣装がすごいステキだったし、とにかくよく作り込まれてる印象だった。本気度を感じた!
そして衝撃だったのは、この場で紹介されたグループの新メンバーに妊婦さんがいたこと!「女性そのものがテーマだから、妊婦に入ってほしいと思っていた」と、ひのさんは言っていた。
全体的な雰囲気から、いわゆるアイドルっていうより、アート寄りの活動が合いそうだな〜と思ってたら、浅草橋天才算数塾主催のDJぷりぷりさんのイベントに出るらしい!やっぱりなァ〜という感じだった。

あと、忘れられないのは、「自分がミスiDを穫りたかった。本当に悔しい」と言って、ポロポロと涙を流していた細川唯さん!
いきなり自分の悔しい思いを曝け出して、泣き出した彼女に会場はシーン…となっていたが、その直後に「私の作った曲なんで、歌っていいですか」と(多分予定になかった感じで)自作の曲を歌っていた・・・!
もうほんと衝撃だった。その時はびっくりしてとにかくハラハラしていただけだったけど、後から、美少女の悔し涙を生で見ることなんてなかなかないよなァ〜としみじみ思った。(アイドルがライヴやコンサートで泣くことはあるけど、大抵は悔し泣きじゃないものね)

他にも、写真で見た時から気になってたマチルダちゃんは本物の輝くオーラが凄かったし、自己PRタイムの寸劇で女優としての可能性を感じられた。顔が猫ちゃんみたいで可愛かったけど、態度は愛嬌いっぱいで全く猫っぽくはない。
青波純ちゃんに次ぐ年少組の本宮初芽ちゃんという子も全体が華奢でほんとの妖精みたいだった。
BiSのゆっふぃーとして知っていた寺嶋由芙ちゃんは優しさが全身に表れていたし、稲村亜美ちゃんという子は水着で登場したけど全然いやらしくなく健康的な美しさだった。
児山さくらちゃんという子は司会者からも「正統派!普通はこういう子がグランプリになるでしょう」と散々言われていたけどその通りで、誰もが認める美人という感じだった。
ネット上で話題になっていた「アイドルが好きなアイドル」のレイチェルちゃんは握手の時「好き…!」といきなり言われてマジで恋に落ちかけた!(大学の時顔がものすごく好きだった女の子にちょっと似てるのもある)
中東の文化が好きで中東の舞踊を踊った中村インディアちゃんは、日本にキャバレーを作りたいというかなり具体的で明確な夢を語ってておもしろかった。
夢アドの京佳ちゃんは、PRタイムになぜかじゃんけん大会をやっていて(恒例らしいが)おもしろかった。現役でアイドル活動してる子は、その場のお客さんの空気を自分のものにするのが本当に上手くて職人芸みたいだったなァ。
あと、握手の時「脱出ゲーム観ました!」と言ったら喜んでくれて、可愛かった。
今ざっと思い出すだけでも印象に残ってる人・出来事はこんな感じ。

そして最後の握手会!!!
30人の女の子達が並んでる様子は壮観だった。


こんな体験もちろん初めてだし、握手といっても強制的に剥がされるので1人につき3秒くらいという感じだったが(一番始めがレイチェルちゃんで、ちょっと言葉を交わしたりできたのだが、ゆっふぃーの辺りからの流れの速さすごかった。1人1秒くらいになってたかも)、とにかく女性客が珍しいので(握手会まで参加する人は9割くらい男性って感じだった)、いるだけで美少女たちがキャッキャと喜んでくれたり「わ〜!手が細いですね!」と言われたりした・・・(私は普通の体型だけど、そりゃ前後の男性に比べれば細いです)幸せな体験だったな・・・。
なんとなく、昔大阪の造幣局の、「桜の通り抜け」http://www.mint.go.jp/enjoy/toorinuke/sakura-osaka.html
というものすごい見事な八重桜の桜並木を観に行ったことを思い出した。
そこも、ものすごい絢爛豪華な景色を見ながら、警備員に強制的にどんどん流されたからだと思う。

そして30人の一番最後に青波純ちゃんが控えていて、緊張して何を言ったか憶えてないのだが、お手紙(似顔絵)を渡して、私がよく似顔絵を描いてツイッターなどにあげているのを認識してくれているようだったので、その事を説明しようとしたが数秒間では難しかった。(「ああ、はい…」という感じで終わってしまったけど、それでも嬉しかった!)

純ちゃんはなんとなく絵に描きたくなる顔。
いろんなことを想像させる深さがあるからだと思う。
それが今の、まったく芸能界や人前に出ることに慣れていなくて擦れてない感じから来るものだとしたら、やがてなくなってしまうと思うけど、そういう儚さもまた魅力的と思う。

そして、実際に見てもそうだったけど、まだ12歳という幼さもあると思うが、少女と少年の中間のような感じも素敵。
写真によってたまに、女装した男の子のように見える時がある。その中性的な魅力もまた、今だけのものだと思う。





この日、普段小さな声でか細くしか喋れない純ちゃんをみんなが「ちゃんと喋れるのだろうか?」と心配していたが、はじめの挨拶で、しっかりと「叶えたい夢に向かってがんばります」と言っていた・・・!
とってもカッコ良かった。




彼女がこれからどうなってゆくのか、本当に楽しみです。













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