2012年12月1日土曜日

Venus in Furs


2012年11月29日は怒濤のような1日だった・・・。

まず、バイト終了後の夜ダッシュで乃木坂に移動(バイト先は基本ノーメイクなので駅のトイレで急いで化粧してから)→
私立恵比寿中学・鈴木裕乃ちゃんサイン会!!!
に向かった。
エビ中9人メンバー1人ずつのサイン会で、2日間4つの時間帯に分かれてて、この日のこの時間帯じゃなきゃ私は行けなかったから、奇跡的に自分の推しメン裕乃ちゃんがこの時間でほんと〜〜〜にラッキーだった。
しかも、1枚しか買ってない(=1枚しか応募してない)のに当たったのだ。
どれくらいの倍率かわからんけど・・・。

しかし寒空の下だんだん雨も降ってくる中、ビルの外で並んで待ってる間、さみしかったな〜〜〜。
そして建物に入ってからも並ばされて、この後用事があってやきもきしたが、もっと落ち着いた状態で楽しみたかったな・・・(仕方ないことだが)。
会場は体育館よりちょっと狭いくらいのホール(レコード会社のビル内で、ちょっとしたショーケースライヴとかやる場所かと思われる)で、ステージの上で安本彩花ちゃん・裕乃ちゃん・本来二人だけの筈だったが、前の回が押していた真山りかちゃんが並んでまだサインしていた。
一番右の位置の真山さんが一番よく見えて、裕乃ちゃんはほぼ見えなかったが、たまにチラチラとヲタの陰から見える様子、なんか余計にレア感が高まる感じで、御簾から姫の御顔が覗くみたいな効果かなー・・・と思った(全然違うが)。
でも真山さんもとっても可愛かったなァ〜。
サービス精神旺盛で、ずっと元気よく話してて、そりゃ〜あんなに丁寧に応対してたら長引くよな、という感じだった。
そして自分のサインが終了して去る時、残ってるお客さんは当然安本さん&裕乃ちゃんヲタで「自分を推してる客は誰1人いない」という状況の中、ものすご〜く感じ良く挨拶して去った!あれを見れたのもラッキーだったな。
あと、基本的に私服で出てたようだが、真山さんは白い肩の辺りがレースになったカットソーみたいので、完全に清純派・男殺しファッションで、やばかった。
他のメンバーもみんな私服、上品でステキだけど(独自路線のぁぃぁぃ除く)。それがまた私立校っぽいんだよなァ〜。

そうこうしてる内に自分の番が来た!
ステージ上の人達をずっと見てたんだけど(メンバーが見えないから仕方なくな)、何回もこういうイベントに行ってて慣れてる人は、瞬間的にアイドルとコミュニケーションできるスキル(なんだそれ?)があるようだし、メンバーも明らかに親しげ。何話してるのかまでは聞こえないが、客の話に激しく「うんうんうん!」という感じで裕乃ちゃんが頷いてた瞬間があって、一体何話してんだろ〜〜〜!と、気になった。
私はまだ対面すると「うわー!うわー!」ってなっちゃって、とてもまともに喋れない!
「手疲れないですか?」とか、ど〜でもいいことしか言えんかったわ〜〜〜。
でも一応、また似顔絵描いたのでそれを渡した。
これを繰り返してるうちに「似顔絵の人」で憶えてくれないかなーと・・・。
まぁ、そんな人いっぱいいるだろうけどなー。

今日見かけたツイートで「(アイドルとの握手で)学んだことは、人と比べないこと、自分を特別だと思わないこと、相手を信じること、の3つです」というのがあって、本当にそうだよなァ〜〜〜と、しみじみ思った。

どうしても他の親しげな人を羨ましいって思っちゃうけど、その人達と比べたってほんと時間の無駄だし、それなら一枚でも多く絵を描いた方がよっぽど生産的だよな。
というわけで、上の絵は昨日の裕乃ちゃん!
ピンクのカーディガン(セーター?)だった。髪型は細かい部分忘れてしまったけど、おろしてる所初めて生で見たので新鮮だった。
羽根を生やしたら、ヘンリー・ダーガー風になったな。






そしてこの会場を出た直後ぐらいから、雨が結構降って来て、しかも私は傘を忘れてて思いきりずぶ濡れになり、長靴は穴あいてるしメガネも水滴で前がよく見えないし(携帯にしか地図がなかったから、防水の携帯にしててほんとよかった)・・・と、這々の体で、六本木のライヴハウス、音楽実験室 新世界に辿り着き、表現(hyogen)という大好きなバンドと、大好きというか畏敬の念を抱いているホーメイ歌手の山川冬樹さんのライヴ
「山川冬樹×表現 黄金の出会い」
に、途中からなんとか参加!
(上の絵は、表現のメンバー+山川さんを思い出しつつ描いてみたけど、山川さん全然似てない上に怖すぎ・・・)

表現の曲は2〜3曲しか聴けなかったけど、どれもほぼ初めて聴く新曲で、私の見ていなかった長い時間に彼等がグッと成長し変化したんだという事がヒシヒシ伝わる素晴らしい演奏だった。
曲の美しさに、本当に鳥肌が立った!雨で冷えきってたからではない(暖房で温かかったし)。
そして休憩の後には山川さんで、こちらも表現よりもっと久し振りにライヴを観て、しかも今まで観た中で最も激しかった。

この日は、新世界から歩いて5分くらいの近距離にあるスーパーデラックスで
「東谷隆司ナイト」が行われていて、山川さんは本来当然その会に出ている筈(そもそも企画者の一員)の、東谷さんと御縁の深い方なのに、何故一緒の日にライヴがあるんだろう?と思っていたが、御本人が「関係者の方の都合を最優先した結果、自分のライヴと重なってしまった」とツイートしていらした。
両氏を知るものとしては大変複雑な状況でのライヴだったが、このような言い方は短絡的すぎるかもしれないけど、きっとこの日のライヴは東谷さんに捧げられていた演奏だったと思う。
山川さんの声はいつも黄泉の世界を連想させて、あの世とこの世を行ったり来たりしている人の歌という印象だったが、東谷氏が亡くなったということがこのライヴに持たせる意味が大きすぎて、もしかしたら「鑑賞する」という行為自体には邪魔になるのかな?と、始まる前に少し思っていた。
しかしそんな事は本当に浅はかで単純すぎる考えだった。
彼は本当に、声の力であの世とこの世を行ったり来たりできる人だった。
現世の事象とは違う世界に連れて行ってくれる力があるパフォーマンスであり、本来の芸術とはそういうものだった。
本当になんてくだらない事を考えていたのか・・・と、今になると思うが、ライヴ中は只々集中した。

そして最後の、表現と山川さんのコラボレーション・・・!
なんと、VelvetUndergroundのVenus in Fursだった・・・!!!

この曲を、このメンバーで聴けるなんて思わなくて、イントロ流れた瞬間にまた鳥肌がブワ〜っと立った。

そしてなぜかこの時まですっかり忘れていて突然思い出したのだが、私は前に表現メンバーの繭ちゃんと、山川さん主演・飴屋法水さん演出の舞台「4.48 サイコシス」を観に行ったのだ。
演奏中に唐突に思い出して、その時客席で隣にいた繭ちゃんが、今山川さんと同じ舞台で演奏しているんだ・・・!と思って、しかも大好きで自分にとって特別な曲が演奏されていて・・・という状況に、幸せというのも変だけど、色々な思いが湯水のごとく溢れ返って、とにかくこの時間が終わらないでほしい・・・いつまでも!!!と、思っていた。
そのような時間を重ねられたことを、本当に幸福に思う。
山川さんの歌でこれに近い気持ちになったのが、数年前に聴いた、これも飴屋法水さんと二日間だけ結成された特別なバンドでDavid BowieのFive Yearsを歌われた時で、その時のことも濃厚に思い出した。
あの時も、「この時間よ、過ぎないで・・・!」と、強く思ったのだ。
4年前のあの時もこの日のライヴも、小さな頃から夢見た完璧な理想の世界、現実には有り得ないと思っていた世界が目の前に実現され、その時間が刻一刻と過ぎ去っていくことに只々涙を流した。
こんな最高の時間はもう二度と訪れないと思ったのに、違った形で、違った種類の感動がまた訪れたのだ。
自分の作り上げてきたものを更新していくこと、それをリアルタイムで目撃できるということは生きているからこそだ。
そう思ってまた、東谷さんのことに思い馳せた。



ここでもう本当に胸いっぱい満足して帰ろうと思ったんだけど、帰り道だし、終電ぎりぎりまでスーパーデラックスに立ち寄ることにした。
東谷さんの会は、もうほぼ終盤だったが、最後の映像「DIE IN」が観たかったので、途中からでも観ることができてよかった。
故人を偲ぶ会ではあったが、映像に笑ったり(クスクス笑いとかじゃなく本当に爆笑の人が何人もいた。かけ声かけてる方も!)、賑やかな雰囲気だった。
私は彼を直接よく知っているわけじゃないし、勿論知識として業績は知っているが、直接の関わりがあったわけでもない。だが、共通の知人・友人がいたり、それ以上に、彼の言葉を常に重く受け止め、その仕事に何年も注目してきて、要するにファンだった。
締めとして最後にお話しされた住吉理恵さんが仰った、「彼を死に追い詰めた問題は、私たち皆の中にもあるものです」という言葉が深く胸に刺さり、ぼーっと映像を見ながら、奈良さんがそろそろ来ると聞いて、奈良さんに会ったら帰ろうかな〜と思っていた。
が!そこに、唐突に宇川直宏氏が乱入!!!
本当に「乱入」としか表現できない現れ方でズズイと入ってきて、みんなもう完全に「そろそろ帰りましょ〜」という雰囲気になってる所で、「え?!もう帰っちゃうの?!嘘でしょ、これから〜おもしろいもん見せるからね!!!」とマイクで語りながら、宇川さん監督の花代ちゃんのPVで、東谷さんの全裸(!)が出ているものを大画面で流した・・・!(しかもyoutubeに上がっている)

見ての通り東谷さんのお尻のアップから始まる(男性とは思えない、すんげ〜綺麗なお尻!)!!!
ここから、終わりかけていたパーティーが一気に変な方向に行き、宇川さんは始めはツイッターで連投していた東谷さんの追悼ツイートを読み上げていたけど、基本的には下半身の話、ここではとても書けない(書きたくない;)クダラネー話も織り交ぜながら、時折グッと真面目になったり、いつもの宇川さんのごった煮トークスタイルで、おもしろかったのは丁度お客さんが帰り出す時間と重なってたので、まるで宇川さんの下ネタにドン引きして人がどんどん少なくなっていたかのように見えたこと(本当にそうだったのかもしれないが)。
奈良さんも大笑いしてて、これを奈良さんと並んで見ているのって不思議だなァ・・・と思いながら見てた。
勢いに乗って宇川さんの後にマイクをとった八谷和彦さんも、お話される予定じゃなかった仰天エピソードを披露したり、本当にこの最後のオマケタイム(オマケじゃないか。でもDVDの特典映像的雰囲気だった)は、おもしろかった。

奈良さんはこの日トップバッターでお話しされたそうだが(私がまだバイト中だった時間)、本人もう酔っぱらってて全く内容を憶えてなかった・・・。
誰かこの日行ってた人に、聞いてみたい!


あ〜〜〜、ちょっとだけ書くつもりが、色々思い出してきて、長々と書いてしまったな。
とにかくこの1年でもベスト3に入るぐらい濃い夜だった。

また思い出したら書き足すかも!












5 件のコメント:

  1. 他のファンの話(何話してるんだろ~?とか)すげーよくわかる!!

    と思ったんだけど、
    そのまま読み進めてたらその後の流れが濃すぎて、
    もはやこれ、かなりどうでもいいコメントだな…w
    まぁでも一応書いとくわw

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    1. わ~い!!コメントありがとおおおお!!!
      どうでもよくないよ~何でも、うれしいよ!!
      このイベント、当たり前だがサインは一瞬で待ってる時間が超長かったししかも1人だから、余計色々考えちゃったわ…
      残酷な商売だなー、とか、江戸時代の歌舞伎とかの頃からこういうのあったんだろな~とか……

      てか、さりげなくこのブログにおける初コメントだよ!!!!!
      うれし~~~~
      これからも気軽に書いてちょ!

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  2. 濃厚すぎる一日!!!サイン会の心得的なやつ、Kドルペンのツイだよね?www
    そして宇川さんの勢いに素晴らしくて切ない日記の印象全てもってかれたわ!さすが!
    私も会いに行けるアイドルペンになりたいな~(;´д`)

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    1. コメントありがとう!
      どーでもいいけど、この日記投稿した時刻が「4:27」になってて驚愕した!!!
      宇川さんが引き寄せたか?!

      会いに行けるアイドルはイイけど、その分現実(ヲタとの距離感)見ちゃって色々辛い面もあるわ〜〜〜

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    2. あ、あとサイン会の心得的なやつは、日本の女子アイドルヲタのツイートだよ!
      Kポペンとか他のジャンルにも適用できるよねw

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