3月20日(春分の日・祝日)、3回目のSKIPシティ・メディア/アイドルミュージアム!
この日は、
「飛べ!コバト」(あかりん主演)
「シロメ」(ももクロ主演)
「なんなら君と遠くまで」(エビ中りななん・ひなた・ヒロノちゃん主演)
の、アイドル映画三本立てに加えて、
「なんなら君と遠くまで」主演3人の、この為に撮影されたコメント映像がオマケ的に上映、
更に上映後に「飛べ!コバト」の下條監督と「なんなら〜」の近藤キネオ監督のトーク付き、
という豪華なイベントだった!
観る前から思ってたけど、この3本立ては主演がスタダの子達であるという以外共通点があまりなく、バラバラな3本。もう二度と観られなそうな組み合わせ!
そして全部観た事ないものだったので、まとめて観られるこの日を楽しみにしていた。
(しかもヒロノちゃんのコメント映像もあるし)
しかし!朝が早かったためと、映画上映ホールの設備が想像以上に良くて椅子が快適だったため、睡魔に襲われそうな危険を感じた・・・。
上映直前までほんとに「あー、もうだめ寝る寝る、オレ寝るわ」と思ってたんだけど(ひどい)、
1本目の「飛べ!コバト」が・・・!
大画面に映る、15歳(撮影当時)のあかりんが・・・!
長瀞の大自然を背景に活き活きと動き回るあかりんが・・・!
素晴らしすぎて、全然寝てる場合じゃなかった!!!
youtubeでチラっと見たことはあったんだけど、これはPCの小さく荒い画面で見るのもったいないなと思って、今日までとっておいてよかった。
初めて観るのが、大画面でよかった。
ストーリーは、よくある思春期のちょっと切ないエピソードだったけど、丁寧に描かれていて素敵だった。
あかりんが、ああいうマンガ的な「幻想の中の美少女」役がぴったりで、台詞まわしや演技力とかは勿論幼くて拙い感じだったけど、映画ってほんと、演技技術は二の次で、「画面にどう映っているか」が全てだな〜と思った。(あくまでも私の考えだが)
私はあかりんが髪を切ってから好きになったから、昔のロングヘアのあかりんにはそこまで惹かれなかったんだけど、既に好きになった今観るとやっぱり特別な美少女だった!
映画にあの頃のあかりんの輝きが写し取られてて、素晴らしかった。
あと、すごい個人的な事だけど(今更)、自分の大好きなシチュエーションに「川辺で足を洗う美少女」というものがあるんだけど、それのあかりんバージョンがこの映画で観れて、マジ死ぬ程嬉しかった(←我ながらキモい発言と思うが;)。
上が思い出して描いたその場面(記憶)、下が動画を見返して描いた同じ場面(記録)。
記憶のイメージと実物はこんなにかけ離れてるのか・・・と思った。(まず制服からして違うし)
現実とズレていてもイメージの世界は自由なので、この時に感じたイメージを大切にしていたい。
「シロメ」
これは散々前情報も聞いてきて、どういう内容かもわかってたんだけど、とにかくホラーが苦手なので、怯えながら見た。
ももクロが大人達に騙されて、ニセ番組のために何人も人が死んでいるという廃校に行き「シロメ様」という都市伝説の神様に紅白出演祈願をしに行くという、フェイクドキュメンタリー的な映画。
苦手なホラーだけど、大画面に映る数年前のももクロはとにかく今と全然違う可愛さ&魅力だった。
今のももクロも勿論大好きだし、基本的には変わってないし(この年頃の女の子の数年はデカいので、見た目的には大きく変わっているが。特に夏菜子〜!完全に子供だった!)可愛いままなんだけど、この頃のももクロはとにかく「アングラ感」が凄かった。
テレビになんか何があっても絶対に出ない(もしくは出られない)だろうな〜という感じがした。
今やももクロは人気テレビタレントで、むしろテレビでしか会えない。
現在のももクロにアングラ感は欠片もない。
それが良い事か悪い事かわからないが、とにかく「1人抜けたというだけじゃなく、全く違う別のグループだったんだ」と、ライヴのDVDなどを観るのとは違う形で、ありありと思い知らされた。
あとはとにかく、怖さに耐えた・・・自分はああいうベタな効果音(ゴゴゴゴ・・・みたいなやつ)と、怪談の語り口(怪談師は最終的にはおもしろキャラだったが)、あと「なんだかよくわからないが、呪いを感じる造形物」(お供え物的にシロメ様がいるという部屋の前にあったグチャグチャした物)に弱いということがわかった。
この映画には全く無いが、流血やグロいシーンとかよりもその3点が怖いポイントのようだ。
特に3番目は、昔、青森の水子供養の賽の河原地蔵尊(ここ→http://b-spot.seesaa.net/article/20603639.html マジでリンク見ただけで震えた〜〜〜)で見たものの記憶が影響してると思う・・・それを見る以前も「人の異様なまでの意志の強さを感じる造形物」は、怖かったが。
映画の最中は怖すぎて泣き、あんなに怖いのに頑張るももクロの健気さに泣き、ところどころの超絶くだらないシーン(特に怪談師が勝手に来て勝手に話し出して勝手に狂って倒れるところとか、霊能者と浄霊師が「私達ももう無理です!」と言うところとか)や、杏果の「廃墟ってなに…?」発言&夏菜子の「バリケードって何…?」発言に泣きながら爆笑、という珍しい映画体験だった。
観てる間異様にハイテンションになり、終わってから次の静かな映画への切り替えがしんどかった。
シロメ様の前でももクロ達が歌うシーンは、希代の名場面だな・・・!
あと、ラストの終わり方も最高だった!!
またいつか観たい。メイキングも観たいなァ〜。
「シロメ」の絵も描きたかったが、なんともヘンな感触の映画だったので、今の時点ではまだ絵に描けない・・・!
「なんなら君と遠くまで」
上映前に少しと、上映後に5分ほどの主演3人のインタビュー映像。
(下記の絵の衣装だった)
映画はほとんど台詞のない映像美の世界だった。
ヒロノちゃんがくるくる回りながら教室を歩くシーン素晴らしかった・・・!
あのシーンだけ延々と観ていたい。
近藤監督(インタビュー映像の中で、3人が茶化しながら「近藤カントクー!」と言ってるのが可愛かった。いつも映像を作ってる旧知のスタッフだから、「監督」と呼ばれてるのが可笑しかったみたいで、特にひなたが「マジでバカにしてるんじゃ…」という感じのテンションで笑いながら「カントクー!」と言ってた)が、トークで「アイドル映画」の定義を、全ての要素がそのアイドルを輝かせるためだけに存在している映画、と仰っていたが、その意味でまさに究極のアイドル映画だった。
終末的な世界観や、薄暗い学校の校舎や、雨の河原など(雨は本物の雨で、実は予定外だったという話も面白かった)。
この3人の、普段のアイドル的な「元気いっぱい!」感とは違う、憂いある暗い表情(よい意味で)が引き出されててよかった。
みんなが歌を口ずさむシーンで、ヒロノちゃんも歌ったのに使われなかった・・・と言っていたのが気になったが!そのシーン見たかったー!
トークは「コバト」の下條監督と前述の近藤監督を迎え、司会に岡島紳士さん・岡田康宏さんで行われた。サポティスタさんこと岡田さんが、シロメのラストで名前が出てくる(エンドロールで出資者の名前やハンドルネームが出てくるとこ)&ライヴシーンで映ってるのは有名だったけど、映画に入り込みすぎててそういうとこ全然観てられなかった!なぜかピストルさんの名前が出てきた時、ハッと現実に帰った気がした・・・。
近藤監督が一番ハキハキと喋る感じで、前述のアイドル映画の定義についてや、撮影中のみんなのエピソードなどを軽快に語ってくれたが、とにかく時間がなかった!!
下條監督が、あかりんの事を「早見」って呼ぶのがなんかイイなと思った。
「早見はまた使いたい」と言ってたので、期待!
「昔の(岩井俊二監督の「打ち上げ花火 下から見るか?横から見るか?」の頃の)奥菜恵に通じる雰囲気・佇まいがある」「そういうのは、出そうと思って出せるものではない」と言ってたこと、ほんとそうだな〜!と思った。岡田さんがさすがの元ガチヲタ魂を発揮して、あかりんの事を色々聞いてくれたので嬉しかった。
下條監督が「早見がももクロを辞めたことの原因が、コバトに出演したこと」と言ってたことの意味をもうちょっと深く聞きたかったが・・・。
トーク終了後は、一緒に来た友人達と改めて展示を楽しんだ!(もう3回目だけど、何度でも楽しめる。特に↓Be the Idolと、アプガのIDOLS EYES、大好き!)
(実際の展示はこのように構成されているわけではありません)
「Be the Idol」は、℃-uteの「ダンスでバコーン!」と東京女子流の「おんなじキモチ」の2種から映像を選んで、自分がその映像の中に入って、合成でメンバーの1人となって一緒に踊れる(しかもこのために撮られた特別映像で、メンバーがダンスを教えてくれる)、振りコピ好きにはたまらないが、私は何度か挑戦して自分の体の動かなさにガッカリした・・・。
あと、部屋が完全に別になってたらいいのにな〜と思った。普通に人が通る通り道なので、見られると恥ずかしくてやめちゃう!そういうのにも耐えろ、という事なのかもしれないが。
この日は、映画を一緒に見た、ももクロヲタの可愛い女の子が踊ってるところを観れて眼福だった。
展示企画の中で最も好きだった「IDOLS EYES」は、図のように目の横にカメラを着けた状態でアップアップガールズ(仮)のメンバー7人全員がステージで2曲歌い踊り、「アイドル視点の映像」が見れる。
どのメンバーの視点を見るかは、ボタン1つで変えられる。
(CCDカメラ映像以外の、正面から撮ってるものと背後から撮ってるものも見れる。つまり全部で9種類の視点からライヴ映像を見る事ができる)
この企画、というかシステム、ほんとおもしろかった〜〜〜!
ステージ上でアイドルが何をどんな風に見てるのかなんて滅多に知ることできないけど、実際に見ると感動的だった。
そしてたまにダンスの合間に他のメンバーとアイコンタクトとったりする所がサイコーに高まった!!
ここだけで1時間ぐらいずーっと見てたいぐらいだったが、「アッパーカット」が激しい曲なのでしばらく見てると酔っちゃうのと、お腹も空いてたので、展示室出口のところの今までミュージアムに来たアイドル達のサインを確認して、SKIPシティを出た。
★
川口までバスで行って、なんとなく入った駅ビルの激!美味しかったカレー屋で満足してから、友人の(私よりもハードコアな)ももクロヲタの女性が、ツイッターで「ももクロが今日1日都内をまわってラジオ番組にゲリラ出演している」という情報を得て、どうしよっかな〜と迷いながらも、とりあえず行ってみよう!と、次の会場という噂の赤坂サカスまで向かった。
ちょっとでも見れたらラッキー、見れなかったら赤坂でお茶していこう、という気持ちでいたら、赤坂サカスの特設ステージの前には既にモノノフが集結し、サイリウムがじゃんじゃん光っていた。ざっと300人くらいはいそうだった。
こりゃ見えないな〜と、雰囲気だけでも味わおうと思ったら、親切にも大画面でステージ上の様子を映してくれてたので、ほぼそれを見てた。(後ろの方の人はそうしてる人が多かった)
しかし、この日この場で(もしかしたらももクロ本人が現れた時以上に)一番高まったのは、
博多大吉がいたことーーー!!!
大吉1人でも充分幸せなのに、大吉とももクロの共演なんて・・・なんという幸せか、と、まだ本人達が現れる前から泣きそうに。
大吉は、本当に本当に可愛かった・・・!(本人の背が高いので、ステージ上の様子もちっちゃくだけど結構見えた)
あ〜あの数メートル先の所に本物の大吉がいるんだ、生きてるんだー!と思うだけで幸せだった!ももクロが出てきたら下がるんで、今だけ最前に行かせて・・・!とまで思った(実際行ったら多分下がらないだろうけど)
そしていよいよももクロが本当に現れたら、何とその瞬間にそれまでポツポツだった雨が激しく降り出した!
でも勿論帰る人はおらず、ドドーッと人が前に行って、その場の空気がなんだか大変な事になって、なんとなくサッカーワールドカップ試合直後の街の様子(街中で騒いでる若者が結構こわいこと)とか思い出した。
大画面に映るももクロを見て、「シロメ観てからの、現在のももクロか・・・」と思って、たいそう感慨深かった。
それにしても、このラジオ生出演は移動も激しく拘束時間も長く、早朝から本当に大変だったと思うが、しおりんと杏果がすごく疲れてる様子だったのが気になった。
特にしおりんはいつも安定してるイメージだったから、あんな顔見たのが初めてで、なんかハラハラした。
夏菜子が主に喋っていて、夏菜子はわりといつも通りの元気さだった。
そしてこの日一番と言ってもいいくらいの高まり、大吉とももクロの会話!!!
プロレスの話になって、「私達もプロレスとは結構関わりあるんですよー!」と夏菜子が言って、お決まりのチャイマの武藤ポーズをやったりしている可愛い様子を、見守っている時の大吉の優しい眼差しね!!!
ほんと、菩薩か?!と・・・!
そして、大吉はその場の観客のほぼ全員がももクロ目当てである事を常に念頭に置いて話していて、「今のプロレス界には、ももクロちゃん達の存在が必要なんですよ云々」と、ちょっとプロレスについて熱く語ってから、ハッとして「ごめんなさいね、なんか熱くなっちゃって・・・」とモノノフ達を気遣って謝っていた。
超可愛かったなァ〜〜〜。
「自分の話なんか聞きたくないよね、ももクロちゃん達の時間を奪っちゃってごめんね」って感じで、大吉の人の良さが現れてた瞬間だった。
大吉の話も聞きたかったよ〜〜〜!!!
大吉大吉言い過ぎたが、ラジオ番組の衣装(というか帽子?)をつけたももクロちゃん達も勿論とっても可愛かった。
ラジオ番組のキャラクターの犬のようだったが、垂れ耳が兎みたいでかわゆかった〜。
でもとにかくハードなスケジュールが心配で、今大変な時だろうけど、杏果も復帰したし、どうか誰も体を壊さず健康でいてほしいなァ・・・と、心から思った。
(シロメ様にはお願いしないけど)
そして映画のことを思い出して、あの頃も物凄くハードだったろうけど、あの頃のハードさと今の苦労はまた全然違うんだろうな、ももクロがZになって違うグループになったように。と思った。
ま〜大雨も降って寒かったし、埼玉から赤坂までの移動距離も結構あったけど、ももクロ好きの友人と一緒だったから全然大変に感じなかった。
1人だったら、絶対に行けなかっただろうな!
ラジオのイベントだから映像はここでしか観れなかったし、何より大吉に会えた(「見た」じゃなくて「会った」と思っているキモさ)し、本当に行ってよかった。
1日のうちに、過去のアングラ感極まりないももクロと、現在の「紅白を経験して以降」の人気者ももクロZの2つを大画面を通して見れたことも、特別な体験になった!
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