2012年12月19日水曜日

女の子のなみだ



12月16日(日)は、usa☆usa学園ライブを観に、四谷Live In Magicに朝っぱらから行ってきた!
この日は選挙の日だったんで、投票をサクッと済ませてから、投票権の無い子達のライヴを観に行った。
未成年のアイドルが好きな人達が、ツイッターなどで「自分の好きなアイドルたちの未来を決める選挙なんだ」と書いていたのを多く目にしたので、なんとなくその意識が強まってたのかも。
「あ〜これから未成年の子達のライヴ行くんだな〜〜〜」
と思いながら投票するという初めての経験だった・・・。



この日はusa☆usa少女倶楽部から、樹利ちゃんと瑠乃ちゃんという二人のメンバーが卒業する日、そして毎週のようにライヴをやっていてホームのような場所だった四谷Live In Magicでやるイベントがラストの日。(来年から別のライブハウスに移ってイベントは継続)

色々とメモリアルな要素が強い日だったのだが、私はいわゆるこういった「地下」アイドルのイベントに来たのがここが初めてで、本当にお店が「地下」にあるものだから、こういう場所でやるアイドルの事を「地下アイドル」って言うのかな〜と本気で思ってた。
実際はインディーズのアイドルという意味だけのようだが。

初めて来た時は、とにかく色々と衝撃で、入り口付近に喫煙スペースがあり入ってすぐいきなりモクモクしていたり、酔っぱらった大人達(基本的にライブハウスなのでお酒が出る)がひしめき合う中、小学生・中学生の女の子達が歌ったり踊ったり、グッズを自ら手売りし2ショット写真をお客さんと撮る・・・という空間にはじめは本当にびっくりした。
なんとなくそういう事が日々行われている、という事は知っていたけど、知っているのと実際にその中に入るのとでは全然違う。
しかし実際に足を踏み入れる前に、常連の友人から「阿片窟みたいなもんですから」と言われて怯えていたけど、そこまでじゃなかったし(当たり前だが)、今ではみんな全然怖くない人だとわかったが!
女性客はとにかく少ないが(たまに女性がいるなと思うと出演者の親御さんだったりする・・・)、男性のライムベリーヲタの方々は、皆さんとても優しくいつも最前を譲ってくれたり「ぶつからなかった?」等と気遣ってくれたりして、でもそれは私が女性だからいたわるというより、どちらかというと「お年寄りに親切にする」という感じ。
小学生とか中学生を見に来ている人からすると、私はもう完全におばちゃんを通り越しておばあちゃん・・・。
というか、若さ弾ける美少女達を間近で観ていると、自分でも自分自身が80歳ぐらいのような気がしてくるのだ・・・!(本当!!)
でも、「君が私のNo.1」(みんなでジャンプする曲)の時とか、しっかり飛びますけどね!!!
本当の80歳だったら足腰痛めてるところだよ!!!

まぁ、そんな体験を初めて得た場所だったので四谷LIMは本当に思い出深い場所だし、ここでライムベリーとusa☆usaが観れるのも最後ということで、出向いた。
この日のイベントが前日に開場時間が1時間早まるというドSっぷりで、とにかくもう色んなアイドルがギュウギュウに詰め込まれてた。
ライムベリー、リトルラビッツ、usa☆usa以外では
出演者:Little Step/TiP/loop/FG学園塁球部/choice?/Survive-ZERO/Rizumu(唯一の女性1人ヴォーカルだった)/Barbie

出順は違うかもしれないが、書き漏れないかな・・・。
すごい楽しかったんだけど、サバゼロあたりから疲れはじめて、ちょっと後ろで休んでいた。
そして当たり前だが、知らないグループまだまだまだまだ・・・たくさーーーんいるんだな!と、実感。
そんなに曲もルックスも好みじゃなくても、こんなにも沢山の女の子達が、貴重な青春時代をアイドル活動に捧げているんだなァという事を思うだけでグッときた・・・。
FG学園塁球部おもしろかった!ビジュアルが全然記憶にないが(今動画見たら思い出してきた)、曲がちょっと好きな感じだった。これからも観てみたいと思ったグループ。


アーミー系アイドルloop(呼び名が「○○二等兵」とか「○○軍曹」とか。マジかよ〜〜〜!と思った。メンバーに1人すげ〜可愛くて印象に残った子がいた)は、衣装が凝ってたし、人数が多くて見応えあった。
1人クールビューティー的キャラの子が、キャラじゃなくて本当にやりたくないんじゃないか?と思ってしまう表情の固さだった(歌は上手かったけど)。



まー、普段なかなか観れない人達を一気に観れて私はおもしろかったけど、こんなに沢山出ていてしかも物販もあるとなると、ヲタの方が大変。スペースには限りあるし。
色々と事情あるのだろうけど、最後なのだからusa☆usaだけで観たかったなーという気もした。




そしてこのブログでも何回も書いている、ライムベリーが登場!
3曲だけの短めライヴだったが、MCで、この場所での思い出話・・・ライムベリーのオーディションをまさにこの四谷LIMでやった!という話とかを披露してくれて、楽しかった。
DJ HIKARUことひかるんが、この時点でもう既にウルウルきてる感じで、今は「DJ HIKARU」のキャラクターになってるから泣いていないけど、もう今にも泣いちゃいそうな感じだったのが印象的。
YUKAちゃんが「ナイスじゃナイッスか〜!」という超絶くだらない駄洒落にハマってケラケラ笑ってて可愛かった。
あと、HIMEちゃんが落としたカイロ(背中に貼っていた)を最前で拾った・・・。
勿論ステージの上に返したが、HIME推しのヲタ男性がすかさずそれを拾っていたのを私は見逃さなかった!
年末なので「WJ」が聴けるかな〜と密かに期待してたけど、この日はやらなかった。


リトルラビッツもいつも通り可愛らしく(もう慣れたけど、小学生の子達が発表会とかじゃなくてこういう所でライヴやってて、物販では大人たちを手玉にとっているような光景もはじめはかなり衝撃でした)、4人で「ヘンな喋り方に挑戦」とかやっていて、ただひたすらキュートだった・・・。


で、いよいよusa☆usa少女倶楽部!
卒業してしまうメンバーのソロから始まり、usa☆usa全員でのライヴでは、もう一曲目からひかるんが泣いていて、歌えなくなったところを他のみんなでフォローしたりして、もう当然のごとくもらい泣きした・・・。

そして以前卒業したメンバーの1人、里佳子ちゃんが来ていて、最前列ド真ん中で観ていたのだが、最後の一曲では一緒に加わって踊ってくれた!
というサプライズもあり。

ひかるんは、卒業してしまうメンバーと同期で、2人がいなくなると一期生はもうひかるんだけになってしまう。
ずっと一緒にやってきた仲間がいなくなっちゃうなんて、本当に想像を絶する寂しさだろうな。
最後の挨拶の時、ひかるんは号泣しながら、最初の頃は誰とも仲良くなくてレッスンやライヴに行くのが怖かったこと、そんな中で樹利ちゃんが話しかけてくれて本当に嬉しかったという話を切々と語っていて、今思い出しても泣きそうなんだけど、この時完全に感情移入してポロポロ泣いた、三十路の女。
でもこの時のひかるんの涙、本当に綺麗だったな。


よく考えたら、
二日連続で、中学生女子がステージ上で大泣きする所を観てるんだな!
かたや小さなライヴハウス、かたや2000人クラスのホールだが。

最後の最後に、ひかるんが樹利ちゃんに向かって「なんで辞めちゃうの・・・」と泣きながら振り絞るように言ってたのが印象的。
でも、瑠乃ちゃんはあまり泣いてなかったし、ひかるんもそこまで言葉をかけてなかった。「また会いましょう!」って言ってたのは、何か考えられてるからなのかな。p://live.nicovideo.jp/watch/lv117020053


終演後の物販は、卒業する2人と2ショットを撮る人が長蛇の列をつくっていたのは勿論のこと、usa☆usa以外のグループも沢山いるため、とにかく人がものすごく多くて満員電車みたいな状況だったけど、記念にひかるんと1枚撮って、帰った。
ひかるんは笑顔だったけど、泣き腫らした目で写っている・・・。



しかしこれだけ沢山アイドルを一気に目の前にすると、その生命力と、ギラギラした欲望の力の強さに恐れおののくばかり。
ここに出ていた女の子達みんなが、悩んだり迷ったりしながら、貴重な青春の時を捧げて、お客さんに笑顔を振りまき日々頑張っているのだと思うと、なんかもうスゲーな〜〜〜としか言えない。
しかも、どんなに頑張ったからって、報われるとは限らないのだ。
そのことも、おそらくあの場にいた全員が知っている。










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