2016年7月22日金曜日

少女閣下のインターナショナル殺人事件のこと

やばい!2ヶ月振りのブログ!!書き方忘れそうだった!!!
この2ヶ月お休みしていた・・・わけではなく、
リアルサウンドさんで連載コラム「美女を浴びたい」が始まったり
成馬零一さんのwebマガジン「ich」に参加させていただいたり
していました。
上記も宜しくお願いします!!!





そして最近観た中で、「なんだこれ!わけわかんね〜!」と心の中で叫びながらなぜか最後には泣くほど胸打たれた印象的なライヴは
少女閣下のインターナショナル「殺人事件」活動休止前ラストライブでした。




少女閣下のインターナショナル(以下、少ナショ)

「少女閣下のPKウルトラ計画」MV


活動休止前の最後のライブと最後のアルバムが「殺人事件」というタイトルって、まじカッコ良すぎ!
少ナショはB級ホラー映画やSF映画の世界からの引用が音楽にいっぱい詰め込まれていて、その感覚がパフォーマンスやアートワーク全てに貫かれているのが印象的だったけど、シリアスになりすぎないで最後まで「B級」感が失われなかったのは、偏にメンバーそれぞれの面白キャラによるものだと思う。本当に全員そのまま漫画から出てきたみたいだった!

開演直前、幕に映るメンバーのシルエットが映画のオープニングみたいで超カッコよかった。これから何が始まるんだろう・・・!というドキドキ感があった。
最初に「Atari shock love」から始まりカッコイイ曲やシリアスな流れからの盆踊り曲「Nowhere on-do」、そして「echole」でいきなりのピーク!この曲こんな最初の方にやっちゃうの・・・!と思いきや、5曲やったところでいきなりの10分休憩!

この日のステージ上に端から端まで段ボールで作られた書き割りのようなセットが置いてあって、その段ボールで作られた太陽の塔とか東京タワー(多分)とか高層ビル群とかの絶妙なチープさとヘロヘロ感が「少ナショらしさ」を表していて、すごい!最高のセット!さすが、ラストだし気合い入ってるんだな、と思っていたら、終演後にその段ボールセットがナ庶民(少ナショヲタの皆さんの総称)の発案で皆さんの手作りだったと聞いてびっくりした!
ステージに初めから終わりまであるセットをファンが手作りってすごいことだし、それにOK出せる運営側とナ庶民との信頼関係…というより、共犯関係のようなもの感じてなんかいいな〜と思った。
(終わったら速攻片付けてたので、セットの写真撮れなかった…)


休憩明けてから、メンバーそれぞれのソロタイム。トップバッターは福円もちちゃんのソロ曲で生誕祭の時の可愛らしい衣装(本人の手作りと知ってびっくり!)で歌い踊る直球ストレートな「ソロアイドル」のパフォーマンスだった。衣装があまりにも可愛くてガン見した!

 ☆もちちゃん、ミスiD2017セミファイナリストおめでとうございます!

この後、前回のワンマンの時みたいにメンバーのソロ曲が続くのかな?と思いきや、白川花凛ちゃんソロタイムは椅子を二脚用意して社長とのトーク!トークめちゃおもしろかったけど、白川さんのカッコイイ歌も聴きたかったな。白川さんの推し・ゆっふぃーの生誕ライブの日と重なっていてしかも徒歩1分くらいの場所でライブやっているという運命的な日だったのね。
その次は黒石衿花ちゃんで、これまた歌じゃなくて、なんと絵本の朗読だった!

(↑のような感じで絵本を捲りながら読むので両手ふさがっているえりかちゃんに、白川さんがマイクを向けてあげて、たまに耳をくすぐったり(?)して「やめてよー!」と言ったりしてて可愛かった)
絵本はアランジアロンゾだったと思う。これがまた、よく見つけてきたな〜!と思う内容だった。
旅をしている主人公が空港にいて、他の旅行客たちが飛行機に乗る時にお見送りしてもらっている所を見て「帰ってくる場所があっていいなあ。僕らにはないもの・・・」と羨んでいたら、空港の人が「それなら、ここが君たちの帰る場所になるよ。いってらっしゃい!」と言ってくれて、「これからの旅は今までと違う、待っていてくれる人がいる『帰る場所』のある旅なんだ!」と、明るく旅立っていくというもの。(大体の記憶で書いてるので間違っていたらすみません)
完全に、今の少ナショとメンバー達のことじゃん!と思って、あまりにもベタだけど泣いた。ベタなものに滅法弱い。少ナショというグループを「解散」ではなく「活動休止」にした理由のことを思いながら涙・・・。
しかしその次の、羊戸ひなのちゃんソロはなんと『ただただカレーを食べる』というもので、さっき泣いた涙返してくれ!という気持ちに!

本当にただ黙々と食べていた!わりと近くで見てたけど、カツカレーだった・・・重そう!
そのまま里咲りさ社長のソロタイムが始まり、その曲が始まった瞬間のなのちゃん(まだカレー食べ続けてる)の「あ〜はいはい、いつものやつね」というような何ともイイ表情が忘れられない!OTOTOYインタビューでの「自分は暗い曲しか聴かないから、アイドルソングが流れてくるとイライラする。社長のソロ曲もiPodに入れてたけど消した」という発言を思い出した。
そして社長ソロ曲は安定の盛り上がり!このアイドルっぽい曲(もちソロ)で始まりなんかいろんなことやってまたアイドル曲(社長ソロ)で終わるという構成よかった。
そこからの、全員そろって「少女閣下のPKウルトラ計画 」だったけど、なのちゃんがギリギリ食べ終わった直後でちょっと「ウプッ」となってて、そりゃあんな勢いでカレー食べたすぐ後に踊ったらそうなるよ〜!大丈夫か?!と、ハラハラした。

その後はもうてんやわんやの大騒ぎで(本当にそうとしか言えない)、「僕らの心電図」で衿花ちゃんが「カミサマ!」と叫ぶ歌詞のところを、ものすごく激しくシャウトしていて『自分が今まで聴いたアイドルのシャウト』の中でもトップクラスに壮絶だった(しかし、その時フロアに降りてきて歌っていたので立ち位置の関係上表情が見えなかったことが残念。背中を見つめつつどんな表情してるのかなと想像しながら聴いていた)ことや、
アンコールで二文字杏ちゃんと雨宮あまめちゃんという卒業したメンバーが登場して、セーラー戦士全員揃った!というような気持ちになったり(セーラー戦士というより仮面ライダーの方が雰囲気的に近いだろうか)、
在籍期間が長かった二文字杏ちゃんは、ニルヴァーナのあの曲のソロパートも完璧に歌えててブランクを全く感じさせなかったり(カッコよかった〜!)、
雨宮さんがいきなりダイヴしたり(ダイブしてステージに戻ってきた時の「やり慣れてない人」しかできない泣きそうな表情忘れられない)、
最後の挨拶で、里咲しゃちょーが泣きそうになった時、ロマン優光さんが定番の「社長がいちばんかわいいよー!」をやり出して笑わせようと頑張るという心温まる場面があったり(「あーおもしろーい」と、棒読みで言っていたしゃちょー)
印象深い場面は多々あるけれど、本当に泣いたり笑ったり忙しかった。
活動休止前ラストという普通ならシリアスになる筈の状況で、あんなにゲラゲラ笑うとは思わなかった。
そして自分ももちろん笑っていたけど、メンバーのみんなも、ライブ中たまにしんみりした流れになって誰か泣き出す子がいても直後にすぐ笑顔になっているのを見て、それが無理矢理に作った笑顔じゃなく本当に楽しそうな顔だったので、小さい頃友達と遊んでいて誰かが泣いちゃって暗い雰囲気になっても、遊んでいるうちに何となく楽しくなってきてまたみんなゲラゲラ笑っている、という感覚を思い出した。
本当にありありと思い出して、あの頃にタイムスリップしたかのような感覚になった。
そんな気持ちを思い出させてくれて、ありがとう!



少女閣下のインターナショナルの皆さん、スタッフの皆さん、ナ庶民の皆さん、
御愁傷様でした!













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