2013年12月31日火曜日

永遠に中学生




2013年も末になって、自分のアイドル人生(って何だよって感じだが、自分の中の個人的なアイドル歴史)史上における大事件が起きてしまった!





今年のクリスマスは、

21日:エビ中クリスマスライヴ「エビ中のパーティ!! Merry Christmas イェイ!!!」at東京ドームシティホール
23日:ももクロ西武ドームライヴ「White Hot Blizzard MOMOIRO CHRISTMAS 2013 美しき極寒の世界」のライヴビューイング at六本木TOHOシネマズ
24日:Perfume東京ドーム(初のPerfumeライヴ!!!)

そしてクリスマスの25日は、仕事帰りのコンビニでエビ中のクリスマスフェア(チキンを予約するとクリアファイルが貰えるというやつ)の予約したチキン&クリアファイルを受け取って、エビ中から可愛いクリスマスプレゼントを貰ったような気持ちで帰った。

・・・という、アイドル充の日々で、本当〜〜〜に幸せだったのだが、クリスマスの翌日、唐突にその報せが来た。

その日私は新宿ピットインで大友良英さんとテニスコーツのライヴに行ってて、素晴らしい音楽に心満たされて、また来年もテニスコーツいっぱい観たいなァ〜と思いながら帰っていたが、しばらく携帯を見ていなかった間に友人から来ていたメールに「(エビ中の)USTのこと、まだ信じられません…」というような事が書いてあって、「え、何なになに」と慌ててツイッターを開いてやっと、発表から数時間遅れて
2014年4月15日をもって、エビ中から瑞季・杏野なつ・鈴木裕乃が転校(脱退)
というニュースを知った。
(鈴木裕乃ちゃんはエビ中で私が一番好きな子)


ショックで携帯を落としそうになり、電車に乗るのやめて駅のホームでしばらく泣いたが、その時に顔を拭こうと思って出したティッシュがキャバクラのティッシュで「結構デザインかわいいな…」と思った瞬間をなぜかよく憶えている。
目をそむけたい出来事が起こった時、他のことに興味を移して誤摩化そうとする・精神的ダメージを減らそうとするという自分がよくやる癖である。





あかりんの時は、好きになった時はもうももクロを脱退することが決まっていたから、自分が実際にライヴを何度も観ていて、少しでも話したり握手会に行ったりしたことのある「歌って踊るアイドル」の子がグループ脱退を発表するという体験が初めてのことで、4日前よりはだいぶ冷静にはなったけど、色々と考えてしまって頭が重い。



このニュース自体は意外性はなく、「いつか来ると思っていたXデーがついに来た」という感じだった(一気に3人脱けるというのは、私は意外に思ったが)。
何よりも、この日を境にもう気楽にぬるま湯に浸かるような気持ちでエビ中のライヴを観れなくなってしまったことが悲しい。
もちろん楽しい時間はいつまでも続かないし、いつどんな災厄が起こってアイドルのライヴなんて観ていられなくなるかもしれないという事は2011年の3月11日に身に染みていた筈だったのに、やはり何でも喉元過ぎれば熱さを忘れるし、忘れていなければ普通に生活なんてできないのだろう。




裕乃ちゃんが女優志望でその意志がかなり固いことは誰もが知るところだったし、そのことを抜きにしても本人のもつ雰囲気からずっと「いつかやめちゃいそうな感じ」が漂っていた。
でもやっぱり、人間は自分の都合の良い方(希望するほう)に考えてしまうものだし、好きだからこそわかっていても見ないふりをしていたのかもと思う。

「永遠に中学生」という曲があったり、中学を卒業して高校生になったメンバーも「中学4年生」と称したりして、それがギミックだとわかっていても、なんとなく私立恵比寿中学が今のこの9人でずっと存在してくれるんじゃないかな〜という幻想を持ってしまっていた、ということを実感した。



でもアイドルはそもそも刹那的なもので、だからこそ素晴らしいのだった。
永遠というものは、人の心の中にしか存在しないのだった。


「『私が挫けないように、応援してください』と言っていた子が辞める。応援されすぎたのかも」
と、書いていた人がいて、「アイドルを応援する」って一体何だろう?とも思った。
少なくとも私は、はじめから応援なんてしていなかったと思う。
ただ虚構の上につくられた裕乃ちゃんの魅力を、綺麗なお花にワ〜!っとなるみたいに見ていたようなものだった。
エビ中というお花畑から一番好きな花が消えてしまうのが悲しいのだと思う。



3人とも芸能活動を辞めるわけではないし、将来に向けての前向きな脱退だから(少なくとも本人達には)、悲愴感はない。

むしろアイドルの時期に出会えて近くで観ることができて幸運だった、と思うべきなんだけど、まだそんな風に冷静に捉えられないし、得たものの幸福より失うものの悲しみの方が強い。つくづく、贅沢なものだなァと思う。
もう少し時間が経ったら、「裕乃ちゃんがアイドルであった期間を見ていられて、ラッキーだったんだ」と自然に思えるようになるだろうか。






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