2013年9月28日土曜日

あまちゃん最終回の朝



ついに私が今年最も愛したドラマ、そしてテレビっ子人生においてもかなり上位に入るドラマ、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」が、あと数時間で最終回を迎えちゃう!

今更あまちゃんのストーリーやら設定やら製作陣やらをここでつらつら書くのも無駄な気がするので、この半年間あまちゃんを見ていて、思い出スケッチ的にスケッチブックに描いていた絵をまとめました。
やはり若い女の子が描きやすいのでアキちゃんとユイちゃんばかり。(一部例外あり)
でも、本当に全てのキャラクターが好きだった・・・!
私は、特徴を捉えてかわいらしくデフォルメした絵を描くのが苦手なので、あの素晴らしく豊かでマンガ以上にマンガちゃんの、あまちゃんの登場人物達をイラストレーションにできない。
大好きだからこそ、できない!
しかも、それ(あまちゃん漫画・可愛らしいあまちゃんイラスト)はもう既にものすごいプロフェッショナルな人達が散々世に発表していて、ムックまで出ているくらいなので、そっちを読めば充分。私だって可愛いあまちゃんLOVEワールドが見たいので、その本はすごい楽しみにしてる(まだ買ってないけど)。
でもそれは他の人の視点であって、自分の心の中にこのドラマによってどういう反応があったかは、自分の絵を見ている時が一番よくわかるし、日記のようなものだな〜と思った。




一番最初に描いたアキちゃん!
簡単そうに見えて難しい顔だな〜と思った。

アキちゃんと初めてあった頃のユイちゃん。






わりと最初の方に描いたアキちゃんとユイちゃん。

ユイちゃんがアキちゃんに「東京に行ってアイドルになりたい!」という夢を初めて打ち明けた頃。






























クレヨンで描いたアキちゃんとユイちゃん。





能年玲奈ちゃんのお誕生日に描いた絵。

            ミズタクも描いた…(男は難しい…)





























ヤンキー化したユイちゃん。



マフラーユイちゃん。


ポニーテールユイちゃん。



最近(終盤)の印象的だった、北三陸にGMTが乗り込んできて清純派の皮を被ってたユイちゃんが毒舌モード取り戻す回。駅に降り立ったいかにも芸能人っぽい派手な様子のGMTの子達をじっと見ていたユイちゃん。





そして一番上の絵は、地震が起こった日、閉じ込められた電車から出てトンネルの外の光景を目の当たりにした場面のユイちゃん。

こうして振り返ると、自分は(あくまでも「顔」に限って)ユイちゃんの方が好きだったんだなァ〜とつくづく思った。
好きというか、どうしてもユイちゃんに惹かれる!
アキちゃんの明るさ・バカさも本当〜に可愛くて大好きだけど、その明るさはユイちゃんという色々背負ってしまった暗い存在がいてこそ引き立つと思う。
家庭の事情で夢を諦めたり、母親が失踪したり、グレてヤンキー化したり、電車に乗っている時に地震が起こって行きたかった場所に行けなくなったり…というエピソード的に暗いだけじゃなくて、そのエピソード全部を内包して説得力を持たせる力のある顔だな〜と、ずっと見ていて思った。
橋本愛ちゃん以外には、この役はできなかっただろうなーとも思った。

主人公・アキちゃんとその親友・ユイちゃんは、太陽と月、光と影、マヤと亜弓、アルディスとオリゲルド…(後半、何?)のような、対照的な存在。
だからと言って、ユイちゃんがただ引き立て役というだけじゃなく、2人がお互いに与え合う影響がものすごい化学反応を起こして、2人が共にどんどん魅力的になっていた。
まさに少女漫画だな〜!!と思う。



この半年間、「あまちゃん」を見ることができて、夢中になれて本当に幸せだった。
毎日、本当に一回も欠かさず(寝坊した日は、夜の再放送で追いついて)見ていた。
終わってしまうのはものすご〜〜〜く寂しいけど、TVドラマは終わるからこそ素晴らしいのだと、終盤の怒濤のエピローグ(終り3週間はずっとエピローグだったと思う)で思った。
ずっと見てきたからこそ、ドラマの中の一つ一つの出来事にこんなにも心動かされて、「ひとつの物語が終わること」の素晴らしさに気づけた。








そして今日というか昨日、森美術館の「六本木クロッシング展」にプロジェクトFUKUSHIMA!として参加されている大友良英さん(言うまでもないが、あまちゃんの音楽を担当されている)率いる「あまちゃんバンド」の演奏にのって盆踊りを踊る!という会に行ってきた。
プロジェクトFUKUSHIMA! 53Fで盆踊り


(写真がわかりにくいが、スピーチ中の大友さん)


あまちゃんバンドの生演奏を聴くのはこれが2回目で、1回目は夏のFREE DOMMUNEの時で、そのライヴのあまりの盛り上がりっぷりに吃驚した。
歌詞のない音楽、TVドラマのサントラ音楽で人々が熱狂している状況、音楽と共に思い起こされるドラマの数々のシーン、あんなライヴは本当に初めてで、二度とない特別な体験…と思っていたけど、それを更に上回る「うわー!世の中にこんな事があるのかーー!」という興奮が昨日の森美術館ではあった。

曲に合わせてその場にいる大勢の人が踊る、しかも盆踊り、しかも森タワーの53階、という状況の異様さがすごかった。
でもその曲というのは宗教のような人知を超越した存在についての音楽などではなく、全国の誰もが知っている、TVドラマという最も俗世間的な場で発信された音楽だった。
曲の盛り上がるところに合わせて、隣の人と手を繋いで波のような形を作るあたりの振付けは本当、圧巻だった。
何だかスピリチュアル的な何かに目覚めそうだったが、あまちゃんのオープニングテーマの剽軽なメロディーが流れると、ハッと元の自分に戻る感じだった。

大友さんは「みんな踊りたいよねー!でもちょっとだけ喋るね」と言って、プロジェクトFUKUSHIMA!の説明と、なぜ風呂敷が敷かれているかの話、クドカンや演出の井上剛さんら、あまちゃん製作チームの主要スタッフほとんどが、第一回のフェスティバルFUKUSHIMA!に来ていた事…などなどを語ってくれて、その中でも
「福島の会場に風呂敷を敷いていて本当に楽しくて、祭りの本来の意味がわかった」というような話がとても印象的だった。
祭りとは何か、人はなぜ祭りを行うのか、ということの答えがあの空間にあった。
あまちゃん最終回の前日に、こんな体験ができて本当によかった!

2013年の春から夏は、あまちゃんと共に過ごした日々だった。
秋の訪れと共にドラマは終わるが、このドラマから貰ったものは本当に大きい。
あとは只々、9月30日以降の「あまちゃんの無い朝」も、まともに起きれるよう祈るばかり!



おまけ


2 件のコメント:

  1. ユイちゃんと猫カツエへの愛が溢れてるね!
    ミズタク・・・さきちゃんが男の人を描いたのって初めて観たかも。
    やっぱり、さきちゃんは女の子への愛が断然大きいのが絵にも表れてるね〜。
    そして、あまちゃんは素晴らしかったね!お寿司屋さんのカウンターでさきちゃんとあまちゃん話しをしたのもよい思い出!

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    1. 初コメントありがとう☆
      ユイちゃんと猫カツエ以外のみんなも大好きなんだよ〜〜〜!
      でもこの日記だとまったく伝わらないね〜
      ま〜、書ききれないから、絞ったよ…!

      お寿司屋さんであまちゃん話したね〜!!あのシチュエーションが、無頼鮨っぽかったわ〜(梅さんいなかったけど)
      雅子さんがこんなにもドラマにハマってるの初めて見たから、新鮮だった〜!

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