2013年8月26日月曜日

MAGIC PARTY 2013.8.11



2013年8月11日
ライムベリー 1stワンマンライヴ
MAGIC PARTY at 渋谷 WWW

楽しみな気持ちと、この日がやってこないでほしいという気持ちがほんとに半分ずつであった。
「この日が来ないでほしい」というのは勿論、このワンマンライヴをもってライムベリーはしばらく活動休止となるため。
理由はメンバーの1人(MC HIME)が持病の手術を行うためで、病名は明かされていないが、1〜2ヶ月の休養期間を要するためライムベリーも活動休止と発表された。

自分の好きなアイドルグループが、このようなシリアスな状況に置かれたことはかつて無かったので、とにかくショックだったし、この日が来るまで楽しい時や笑っている時でもずっと心の中に重いものがあるような感じだった。
でも学園祭前日の高揚感みたいな感じで(学園祭をそこまで楽しみに思えたことあんまりないが…)、妙な興奮状態のようになってた気もする。

そんな風にしてライヴ当日を迎えたが、普段のインストアイベントの様子(勿論満員ではあったが、会場の規模など)から見てこの大体400人キャパぐらいの会場、埋まるんだろうか?と思っていたが、始まってみたら通路の階段までギュウギュウの満員だった!
女性エリア(段差のある客席の2段目下手側が女性限定エリアだった)では、普段ライムベリーのライヴ以外の色々な場所でお会いする友人・知人にも会えて、ここ昔シネマライズでしたよね〜いろんな思い出の映画ここで観たわ…というような話などしていたら(初めて「VELVET GOLDMINE」を観たのも多分此処だったな)、美少女達の集団が目の前にわらわらと現れて、女性エリアの最前列はその美少女達で独占された。
その子達はただの集団ではなくて、ライムベリーが元々所属している母体のグループusa☆usa少女倶楽部の現メンバーや、元メンバーで今は別のグループで活動する子などもいた。
つまりライムベリーと同期・後輩のアイドルの子達が集団で現れ、女性エリアの三畳くらいの空間(もっとあったか?)が一気にパラダイス状態になって、その場所は段差もあってかなり見やすいし、目の前にメンバーの子達の後頭部があって、
「usa☆usaの子達越しにステージを見る」
っていうのもなかなか出来ない貴重な体験だよな〜と一瞬思ったけど、やっぱりできる限り前の方に行って思い切り暴れたい!!!と思い、前列に向かった。


ステージ上のいつものDJブースにぬいぐるみが置いてあって、これだけで普段のライヴとは違う雰囲気。
(あとでこのぬいぐるみについての話で号泣する事になるとは、この時は全く思わなかったが・・・)

DJ HIKARUが深々とお辞儀するところからスタートして、「わ〜!ついに始まったんだ・・・!」と思った。
「R.O.D」のイントロがかかって、UNDERGROUND RHYMEBERRYの黒いパーカーのフードを被って登場した3MCの佇まいのカッコよさに、初っ端からいきなり鳥肌立った!
続く「RHYMEBERRY IZ NO.1」からの、お馴染みの曲たちで盛り上がっていく中、開演前までちょっと余裕があるように見えてたフロアはもうギュウギュウになって、今までライムベリーのライヴで体験した中でも最高レヴェルの圧縮状態になり、「く、苦しい〜〜〜踊れね〜〜〜」と思いながらもステージの上の4人の輝きを一瞬でも見逃したくなくて目に焼き付けた。


「フロム東京」(動画:12:38あたりから)でちょっとゆったりしたかなと思いきや、この曲のラストのこのポーズ↓
の、ポーズのままで3MCがステージから退場して(なんかコントみたいで可愛かった)、そこからの展開が凄かった。


ステージに1人残ったDJ HIKARUが「コーラス部部長です!」といきなり宣言して(初めての展開でびっくりした)、観客に「Ich liebe dich」のラ〜ラ〜♪と歌うコーラス部分を指導。DJが指揮者のように手を振ったら観客が歌う、という流れに。
そしてそのまま「Ich liebe dich」が始まるのかなと思ったら、歌われたのは、
「Ich liebe dich (HIKARU MIX)」
つまりDJ HIKARUがソロで「Ich liebe dich」の歌をポエトリーリーディングするという、CDには収録されていたがライヴでは初披露のバージョンだった。
この曲の時に、最前列のイツスク(ライムベリーヲタの総称)の皆さんがHIKARU推しとわかってる人を前に入れてくれて、私は最前列で観ることができた。
(ほんとに有難うございました・・・!)

この時のHIKARUちゃんの美しさ、カッコ良さ、衝撃、忘れられない!
そして曲のコーラス部分は、さっきHIKARU部長が指導してくれた通りに皆で合唱。
私はもうボロボロと泣きながら熱唱。周りの人も、みんな泣いていたと思う。
HIKARU推しの屈強な男性が目の前で泣き崩れた瞬間、印象深い。
自分も全く同じタイミングで、泣き崩れそうになったから。
こんな事今までの人生で無かったなーと思った。
こんな事というのは、がっしりしたいかにも強そうな男性が自分と同じタイミングで目の前で大泣きしている、という事態。今まで行ったどんなライヴでも映画館でも無かったよ。
でも涙が邪魔して今のこの瞬間を少しでも見逃すのが嫌だったから(メガネだったら相当邪魔だったから、コンタクトにして本当に良かった)、下を向かないように頑張った。
今でも思い出すと泣きそうだし、これを書いている間も、絵を描いてる時も半分泣いてた(我ながらきもいが・・・)。

早くもこの瞬間がこの日のピークか、と思いきやそんな事はなく、この後にまだまだ怒濤の展開。
後から思うとこのセクションに新曲や新しい試みが集中していたようで、DJ HIKARUのソロに続き、MC HIMEのソロ!曲名は「クオリア」だった。
これも本当、カッコよかった〜〜〜!
はじめの方ずっと俯いていて、後半でパッと上を向いてからいつもの笑顔のHIMEちゃんが見えるという振付けというか演出は、本人が考えたのか他の人が考えたのかわからないけど、とにかく素晴らしかった。
続いてMC MIRI、MC YUKAも登場して3MC1DJ揃ってのDJ DECKSTREAM氏のアルバム参加曲「BrightLight」、今までになかった感じで新鮮だった。
その後に、先日披露されたばかりでまだライブでは2回(この日を含めて3回)しかやっていない新曲の「アンサーアンサー」。
これも初めて聴いた時から大好きで、めっちゃ踊りたくなる曲!!曲調はサイケではないが、サイケデリックな色彩が似合いそうな曲。今までのライムベリー曲の中で一番クレイジーな感じがしてステキ。

ずっとガンガン踊っていたが、途中のMCタイムのゆるさがいいチルアウト感だった。
みんなでアイス屋に行った時、店員さんが「ご注文は4人ご一緒でよろしいですか?」と聞いたのに何を間違ったかHIKARUちゃんが「はい!4人は仲良しです」と答えた可愛らしいエピソードが印象深い。しかもその場面を再現する小芝居もやっていた!


最後に「MAGIC PARTY」で、鮮やかに終わり・・・かと思いきや、一度目のアンコール。



アンコールの時のコールは「ライムベリー!」というかけ声で、この時叫びすぎて喉を痛めたような気がする。でも喉なんてもう気にしてられないし明日休みだし(これが大きい)!ということで、思い切り叫んだ。
みんな後半まで全くトーンダウンしないで地響きのように叫び続けてて、叫ぶことによってトランス状態に近づいてる感じだったように思う。

アンコールで4人が登場、これまでの思い出を話す少し長めのMC。
HIMEちゃんは、他のイベントの時のMCでも「他にもアイドルのイベントが沢山やっている中、このライブに来たことを後悔させたくないし、させない!」とよく言っていたが、確かにこの日はいろんなアイドルのライヴが重なっていて、いろんなアイドルが好きな人にとっては悩みそうな日だった。でもその中でも私達が一番なんだ!というギラギラ感が最も感じられて素敵だった。

YUKAちゃんが泣きながら、はじめはラップなんてやった事もなくて本当に不安だったこと、辞めようと思ったこともあったことなどを語り、最後はお父さんの話で笑いに持っていきつつもかなり胸熱くなり、私はまたしても泣いた。この日何度目かの涙。

HIKARUちゃんが、ブログに少し書いていたこともあったけど、メガネと三つ編みというキャラクターが本当に嫌で泣いたこともある事、でも今ではこれにやり甲斐を感じていると語っていたが、本当は綺麗な歌声で伸びやかに歌えて、笑顔いっぱいの元気な女の子なのに『メガネ+三つ編みでクールな性格のDJ HIKARU』を一生懸命演じてるんだなと感じさせられたけど、全く自由な状態よりも定型に収められた時の方が個性が輝く場合もある。でもその「型」に一生出会えない人もいるし、女優の「当たり役」みたいなものだと思う。
今のHIKARUちゃんはまさにその幸福な状態にあるのでは?と、思った。
(噫!この事お手紙に書けばよかったな〜〜〜!今度書こう)
そして始めからずっとDJブースにいた、ブタのぬいぐるみについて「1歳の頃からずっと一緒にいるピーちゃん。共演できて、PVにも出演できて本当に嬉しい」と語っていたところで、自分自身の大切なぬいぐるみの、ウサギのみみちゃんの事を思い出して、勝手に共感してまたボロボロと泣いた。
ちなみに、このブログのアイコンにも使っていて、3歳の頃からずっと描いているこの→
生き物は、みみちゃんがモデルです。(こう見えてもうさぎ!)
「ぬいぐるみに対する思い」を、こんなカッコイイ1stワンマンライヴをキメたアンコールのMCで語るってとこが、カッコ良さと可愛らしさが両立しているライムベリーの存在を象徴している気がしてなんかすごく印象的だったエピソード。

MIRIちゃんが話そうとしたら、イツスクの皆さんが花束を渡そうとしたタイミングと被ってしまって「ちょっと!まだMIRI話してないから!」と半分マジでキレてる感じで言ってたのも可愛かった。
MIRIちゃんは自分が我が儘で色んな人に迷惑をかけた事などを、笑いも交えつつ語っていたが、「HIMEが常に完璧で歌詞もすぐ憶えてきて、受験生なのにすごく頑張っていて、それで自分を責めたこともあった」という話の所で、十代の女の子らしい、身近にすごく出来る子がいるコンプレックスや自分への苛つきが見えて、正直で素直な子だな〜〜〜と思った。
4人とも皆そうなんだけど、特にMIRIちゃんは際立って素直かつ無邪気さがストレートに表れてるなと思う。
MIRIちゃんが話し終えた後に、イツスクの皆さんからの花束贈呈!
4人のメンバーカラー(赤・緑・青・紫)の4つのブーケが綺麗だった。

そしてそこからの「Ich liebe dich(3MC MIX)」、ライムベリーメンバーのリアルな心情をMCで聞いてから、中学生の女の子の感情を歌ったこの曲を聴くとまた違った重みがあった。物凄くいい流れだな〜〜〜と思った。

動画:ライムベリー - Ich liebe dich(3MC MIX)(Live 120917)

HIKARU MIXの時にお客さん達が「ラ〜ラ〜♪」の部分を歌ってて、それが凄く綺麗だったんだよ〜とHIKARUちゃんがMCで言っていたのだが、他の3人は着替え中だったのでそのコーラスが聴けなかったとMIRIちゃんが話していて、「聞いてみたかったな〜!」と言っていた。
そうしたら、このアンコールの「Ich liebe dich」でもHIKARUちゃんがサッと手を上げて指揮してくれたので(アドリブだったのかな?)、観客はもう一度コーラス参加できた。
その観客コーラスを聴いた時のMIRIちゃん・HIMEちゃん・YUKAちゃんの、「わ〜!」っていう顔が本当にパァ〜っと輝いてて、それを見てまた泣いた。
その後に、この日2回目の「SUPERMCZTOKYO」、「MAGIC PARTY」で、ハッピーに終わるかと思いきや、まだまだパーティーは終わらなかった。

ダブルアンコール、イントロが流れた瞬間に「こ、これは・・・まさか・・・」と思ったが、
「今夜はブギーバック (smooth rap)」のカヴァーを披露!!!





この曲ってカヴァーの選曲としては正直すごいベタだなと思うし、実際聴き始めは一瞬「うわ〜ベタだなァ!」と思ったけど、途中から楽しすぎてそんな事はどうでもよくなった。
私はこの曲ド真ん中世代で、ちょうど彼女達と同じくらいの年齢の頃にこの大ヒット曲を聴いていた。その後も何度もカラオケで歌ったり、友達の結婚パーティーで聴いたり(そのパーティーの時なんと本物のスチャダラがゲストで来た)、要するに「思い出の1曲」。
その曲を、自分の半分くらいの年齢の美少女達が、ステージの上で、可愛いオリジナルの振付けで踊ったりしながら歌ってるなんて・・・!
こんな奇跡があるなんて・・・!
と思って、もう本当にびっくりだった。
HIKARUちゃんがオザケンパートを歌い出した瞬間、その歌声の美しさにただただ泣いた(今日ほんと何回泣いているのか・・・)。

そして、この1曲で4人はまたステージからはけて、まさかカヴァー曲で終わることはないだろう・・・終わらないで欲しい・・・と思いながら、最後の力を振り絞って(この時点でもうかなり喉が限界)のトリプルアンコール!

最後の最後の1曲は、「世界中にアイラブユー」のこの日だけのスペシャルバージョンで、イントロの一瞬何の曲かわからない不思議な感じがステキだった。
あ〜もう本当に終わるんだ…と思って、遊園地の閉園の音楽みたいに聴こえてたけど、1人ずつ曲中で挨拶しながら、他の3人がエグザイルみたいに後ろで回っているという可愛らしい振付けで寂しさも吹き飛んだ。
『現場にいるみんながメンバー!』という歌詞で終わるって凄いなァ!と思った。







これからのライムベリーがどうなるのかは何もわからないけど、この同じ時代にライムベリーという存在に出会えて本当に幸運だったと思う。
勿論、期待とともに復活の日を待っています。

THANK YOU 3MC & 1DJ !!!!!







0 件のコメント:

コメントを投稿