2014年6月22日
ライムベリー主催ライヴ「TOKYO PLAYGROUND」vol.1,vol.2 at渋谷Glad
とにかく朝から晩まで長時間ライムベリーを観られて幸せだった。
体力的にはすげ〜〜〜疲れたけど楽しい1日だったな。
DJ HIKARUのお友達の信岡ひかるちゃんはvol.1(昼の部)、vol.2(夜の部)ともにオープニングアクト。
ひかるんソロは何度か観ていたけど、大好きなオリジナル曲はこの日はやらなかった。
カヴァーの選曲が本当に普通のJ-POPなので今まで観たソロは個人的には「好きな女の子がそんなに好きじゃない曲を歌っている時間…」と正直思っていたけど、この日思いついた『ひかるん自身が今、初恋をしていてこの歌に自分の気持ちを重ねて歌っている』という妄想しながら観たらすごいグッときて泣いた。(勝手にすみません…全くの私の妄想でそんな事実はありません)
何と言ってもまったく歪みのない、歌の上手い人が陥りがちなやたらとフェイクを入れたりビブラートきかせたりするような事もない、ひたすらにまっすぐな歌声がいつ聴いても素晴らしい。本人の素直な性質が出てるんだろうな〜と思う。
MISIAの「Everything」のサビでミラーボールが回った瞬間、私の中であの曲は完全にひかるんのための歌になった。
あとドラえもん主題歌の「ゆめをかなえてドラえもん」が超いい曲だった・・・!
この曲では妄想関係なく普通に曲の良さに泣いた。ひかるんの声にとっても合ってた。
この後から今も続く自分内ブームは「ひかるんにソロで歌ってほしい曲」を考えること!
peach suger snowはライヴ観たことなかったが小学生の女の子達がウィスパーボイスで歌い踊るというだけで物凄く気になっていたけど、いきなり衣装が本当に普通の小学生女子がショッピングセンターとかで買って、部屋の中で着ていそうな服(しかもベアトップで露出度高いのでドキドキした。この日の出演者で最年少のグループなのに露出度は最大だったような気がする)で、その格好で歌われる「ラムのラブソング」は今まで見たことないくらい強烈な背徳感であった。ラムちゃんに合わせてヒョウ柄?と誰かが言っていたのを聞いたけど、ラムちゃんなら虎柄だろ!!でもほんとに虎柄着ていられても微妙だが!!!
やっぱりオリジナル曲の「人魚〜泡になって消えても」の世界はライヴで観るとより一層凄かった。
ワンリルキスは中村一義が作った(!)という新曲をやってくれるんじゃないかと超期待してたけど、告知はあったが曲の解禁はまだのようだった。衣装がギンガムチェックのワンピースでこの日観た中で一番正統派アイドルっぽかった気がする。
エレクトリックリボンは昼間のテンションで観ると「まだ早い…夜がいい…」と思ったが、新曲も聴けて、前2組のしっとり聴く感じから一気に踊るモードに(自分が)切り替わった!
erikaちゃんが「ビールもってこーい!」というようなこと言ってたのが印象的。あとNaomiちゃんが声が枯れててしんどそうだったけど、あの可愛らしいベビーフェイスでガラガラ声というギャップも結構いいなと思った。
初めて観た時も思ったけど、衣装が相変わらず可愛い!あのビニールの靴欲しい(梅雨の時期に丁度良い)。
ゆるめるモ!は5人体制だったが、DEVO的衣装が初めて生で観れて嬉しかった。動いてるとこ観ると、あの黒いバルーンスカートの質感がかなりよかった!ダンスに映えてた。あのちゃんはこの日もゆる可愛かった。しふぉんちゃんのダンスのキレが凄かった。
そして最後は勿論ライムベリー!!!
昼の部の衝撃はとにかく、Ich liebe dich(HIKARU MIX)!!!
去年のワンマン以来のこの曲を、まさかここでやるとは・・・
よく考えたら予想できた事ではあったけど、あまりライヴの前に内容とかセトリを具体的に予想したりしないので、完全に不意をつかれた。
過去の様々な記憶/この瞬間を1秒たりとも見逃したくないという気持ち/逆に感傷の波にのまれすぎて恐ろしいので目を逸らしたいという気持ち、等々が一挙にドカンと襲ってきて、混乱して耐えきれずちょっとの間だけ下を向いて泣いたけどその後はずっと目を離さずに観た。
しかしとても冷静になんて観れなかったなーと思う。
もう一回ちゃんと自分の気持ちを整えて観たい!しかし当然ながらライヴに「もう一回」は存在しないので、いつかまたやってくれる事を願うばかり。
vol.1の最後は「MAGIC PARTY」で終わってハッピーエンド感!
vol.2(夜の部)は、Faint Starやバンドじゃないもん!など初めて観るグループ多かった。
Faint Starは素晴らしくカッコ良かった!!!バニビのコミカルな感じとも違う種類の、完璧な「お人形」感だった!
そしてライムベリーを除いてこの日一番踊った!踊りたい曲だった!!
HINAさんYURIAさんは2人ともタイプの違う美人で同じような髪型・服装をしているとそのことが余計に際立って、絶妙なバランスだった。やってる音楽は全然違うけどPUFFYのような感じ。
バンドじゃないもん!の頃には、自分の疲れがピークにきててあまり前の方で観れなかったのが残念。曲はひたすらにアッパーでギラギラしてる感じだった。もっとユルいかと思っていたら全然見当外れだった。遠くからぼんやり観てたので、生誕のサイリウムの光も相まって不思議な夢のようだったわ。
そして衣装が凝ってて素晴らしかった。アイドルらしい可愛らしさとオサレ感が同居しててこういう衣装って意外とないよな〜と思った。思わずヲタの人に「あの衣装誰のデザインなんですか?!」と聞いたほど。
そして勿論大トリのライムベリー、(体力も回復し万全の体制で臨んだ)
Vol.2(夜の部)の衝撃はHIMEちゃんソロの「クオリア」!!!
これも昼の部の「Ich liebe dich (HIKARU MIX)」と同じく去年のワンマンライヴ以来の披露だったけど、この曲は音源は勿論のこと動画も出てないから、今のところ完全にライヴでしか聴けない。
昼の部でのDJ HIKARUソロの直後、ステージに出てきたHIMEちゃんが「主催ライヴって、こういうサプライズもあるんですよ〜♪」と、ほんとに後ろに♪がついてる感じで言ってたのが印象的だったので、これはさすがに予想しない私でも「HIMEちゃんソロありそう」と思ったが、約1年越しに聴いて1年前よりも言葉がストレートに響いてきた。
それはHIMEちゃんの技術と表現力が上がった事と、今彼女たちが置かれている状況、これまでの道程、この日の空気などなど様々な条件が重なって、終わってから思い返すとこの日観た全パフォーマンスの中で一番印象的だった。いつかは音源化されるだろうけど、今後ず〜っと「ライヴでしかやらない曲」でもいいんじゃないかな〜とも思った。
DJ HIKARUソロともHIMEソロともまた違った別の衝撃だったのは最後の曲、R.O.D.(hard)で始めの音が機材不良でピタっと止まっちゃって、以前同じような事があった時はMCで繋いでたので今回もそうなるかな?と思ったら、ハンドクラップを観客に促しそのまま生ラップでやり続けたこと!
単純にこんな事もできるようになってるんだな〜という感慨深さは後からついてきたことで、この瞬間は只々そのカッコ良さに痺れた!
以前ある方が「もう高校生になって、高校生でラップをやってる子はいくらでもいるし高校生ラップ選手権の出場者とかに比べちゃうとやっぱり技術面で劣る」と言っていたのを聞いたんだけど、勿論ライムベリーに期待してるのはそういうスキルを競うことではないし、あくまでも「アイドル」としてラップすることに意味があると思ってるからそんな事どうでもいいわ〜ってその時は思ったけど、それこそ高校生ラップ選手権に出てるような子たちにも負けない強さを身につけてきてるんじゃないかな〜と思った。
でももしそういう大会みたいのに出たり、スキルそのものを他と競うようになったりしたらヤだなーとも思う。ただの個人的な好みだが。
ま〜私の個人的趣味はどうでもよくてとにかくこの日のこのハプニングは、めっちゃカッコ良かった!!!
音が戻ってまた始めから曲がスタートして(本当はアカペラで最後までやってほしかったしきっと多くの人がそう思ってたと思う)、曲の最後は滅茶苦茶に騒いで終わり(みんな糸が切れたようにグシャグシャになるので最前列近辺にいると毎回どこかしらに痣が出来る)、アンコールは「世界中にアイラブユー」で、ハッピー&ピースフルに終わった。
実は活動再開後の新曲以外は、まだYUKAちゃんのことを思い出して切ない。この曲と「R.O.D」と「まず太鼓」が特にそうで、前2曲の時は「これは汗!」と誤摩化せるけど3人での「世界中にアイラブユー」は観る度に胸が痛いし泣いてしまう。曲の美しさへの涙じゃなく、思い出と感傷を伴う後ろ向きな涙なので悲しいが、自分の意志でどうすることもできないので仕方ない。
しかし、この日衝撃的だったのは初めてMIRIちゃんが曲中にステージから私の頭を撫でて…というかほとんど抱えるぐらいの勢いでグシャグシャ〜っとしてきたこと!
私が泣いてるのがバレたのか、もしくは本編ラストの「R.O.D.(hard)」があまりにも激しかったので「よく頑張って生き残ったね!」という意味合いだったのか?とか後から色々考えちゃって「どうしてあの時頭撫でてくれたの」と物販の時に尋ねたら、
「う〜ん、わかんない!なんか本能的に手が出た!」
という上記の私の予想なんか全て吹き飛ばす一言!
十代の女の子の衝動に理由付けしようとするなんて本当に無粋であった、とつくづく思った。
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