2012年11月23日金曜日

自分にとってアイドルとは?




たまたま満員電車の中で「自分にとってアイドルとは?」などという結論の出ない永遠のテーマをわりと真剣に考えていた時に、ふと隣見たらスゲ〜〜〜可愛い女の子がいて、もう本当「え、こんな所で普通に電車とか乗ってて大丈夫なんですか!」という感じの子で、すごいびっくりして、現実世界の美少女の力に引き寄せられたように妄想がグングン広がっちゃって、
●私→しょぼい高校生
●その美少女→高校の後輩
という設定で色々と妄想していて最終的に「先輩、気持ち悪いから写真撮らないでください!」とその子に吐き捨てるように言われて冷たい眼で睨まれながら携帯を踏み潰されるという事になって、自分の妄想で辛くなって一人で泣いた・・・。
(しかしこの、「自分の想像したことで泣く」というシステムが昔から自分の中に存在するが、何なんだろうとよく思う。本当に辛いし胸が痛いのだけど、結局はそれで一種の喜びを感じてるのだろうから、ただのドMなのかな〜)

上↑の絵はその電車の中で見かけた子の顔。
Berryz工房の夏焼雅ちゃんをふっくらさせたような超美少女だった!

このように、メディア上でビジュアルが流通しているアイドルだけじゃなくて、街で見かけた可愛い女の子も広い意味でアイドルだと思っている。
以前、某美術館で監視員のアルバイトをやっていた時、美術館に来る女の子って綺麗な人や可愛い子がほんと多いから、よく「今日の美人」という似顔絵を小さいメモ紙とかに描いてた。
ハイ、気持ち悪いですね!!!
まー、勿論一人で黙々とやってたわけじゃなくて(それはさすがにヤバい)、それを同僚の子に見せたり楽しみながらやってたのだが。
それでも今思うと普通に気持ち悪いな…。でも本当、毎日の楽しみだった。



私は(あまり信用されないが)レズヴィアン的嗜好は全く無い。
それなのに確かに存在するこの「美少女に蔑まれたい欲」は一体何なのかとルーツを辿ると、小学校の時にすごい可愛い同級生の女の子に軽くイジメられてたからじゃないかな〜と思う。
いじめと言ってもハードなものじゃなくて、女子的なジトっとした感じ。
かなり女王様タイプの子で、「あなたは私のお人形だから!」ってマジで言われたことがあって、その時は「はぁ…」と聞き流したけど、今思うと結構凄い発言。
しかもそういう子が一人じゃなくて、私をこき使う女王様タイプ美少女が二人いて、二人で私を取り合ったりした事もあった。
そして二人共今思い返してもかなり可愛かった。
別に私が人気者だったからじゃなくて、図体がでかくて(今は平均身長だが小学校3〜4年当時は背の順後ろの方だった)ぼーっとしてるけど偏った知識(本とか漫画とか)はあったりして、適度に面白く扱い易かったんだと思う。
あとこの、美少女が隣に置いて自分を引き立たせることができる、美し過ぎずかと言って不細工過ぎない、薄ぼんやりした微妙な容姿が都合良かったのだろう。
女の子、特に自分の容貌に自信がある子って無意識的/意識的という違いはあっても、そういう事(自分より微妙に劣る容姿の女を隣に配置する)をしてる場合が多いと思う。
わざわざ言葉にしないだけで、女性ならきっと誰もが身に憶えがあるのではないかと。
そして私も勿論、当時それなりに悩んでいたし学校に行くのが憂鬱だったりしたけど、もしかしてあれはあれで結構楽しかったのかなー、あんな濃密な関係を同性同士でつくる事はもうないかもしれないし、と思った。
そしていつも可愛い女の子に出会うと「ごめんなさいごめんなさい土下座」という気持ちに無条件になってしまうのは、この時の体験からなのかなァと。




そして上記のような「アイドルとは」という命題を何故考えていたかというと、
↓のDVDマガジンを最近一気に見たからです。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003VRXJWU/idolgossipcli-22/ref=nosim


「NICE IDOL (FAN)MUST PURE」
というタイトルで、Vol.1が出たのはもう2年も前だけど出た当初から何だか面白そうだな〜と思っていて、しかしDVDマガジンという形態上立ち読みとかできないし、いつか見れたらな〜と呑気に思っていたらライムベリーが表紙&特集を飾った限定版が出たので、ライヴ会場でその限定版のVol.3を即買いし、それをきっかけに最近1~2もまとめて見た。
想像していた内容と全く違って、メジャーな雑誌とかDVDではできないような滅茶苦茶なことをやってる感じで面白かった!
が、全編の根底に流れるシニカルかつニヒリスティックなムードに結構精神的ダメージを受けた。
うしじまさんや小泉麻耶ちゃんや吉木りさちゃんら可愛いアイドルさん達が出てきている時はかなり救われるが、そんな可愛い女の子達が出てきてキャッキャやっているだけの内容では勿論なく、

Vol.1の実際にアイドルの現場に通っているヲタの人にインタビューした映像(一部顔出しあり)の編集の仕方とか、Vol.3のアイドルヲタクの現場派VS在宅派の討論と見せかけて実はコントのすごいブラックなオチも後からジワジワ来るが、ほんとに鳥肌が立ったのはアイドルヲタの男性の独白のようなモノローグと、薄暗い映像と、さとうれおさんという方の恐ろしい歌が組合わさったショートムービー的コンテンツの「アイドルオタクシンドローム」。
「アイドルに人生を狂わされた人」の愛憎入り混じった行き場の無い気持ち、メジャーな媒体では発表できないような気持ちがこのDVDマガジンを作らせたんだな…と思った。

映像の力はやっぱり凄い。しかしこのお陰で今日の夢にアイドルヲタの人達が出てきたら、ほんと嫌だなぁ…。
Vol.1に出てきたこのDVD製作者のアイドルライターの方の「広末に突き落とされて死にたい」という言葉が全てを象徴している気がした。
私は「この子に突き落とされて死にたい」と思うアイドルがいるだろうか?
誰になら突き落とされたいだろうか?
とりあえず、まだしまこ(うちの猫)と一緒にいたいから、例え大好きなアイドルに会えても死にたくはないな…。


このブログでは初めまして!の、我が家のアイドルしまこ様。


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