2016年3月5日土曜日

Especia Hotel Estrella -Check out- 夜公演のこと




2月28日(日)
Especia  Hotel Estrella -Check out- 
(夜公演) at 恵比寿 The garden room

Especiaの現体制ラストの東京ライブ、
三ノ宮ちか/三瀬ちひろ/脇田もなり卒業前に東京で観られるのはこの日で最後。
そんな状況だというのに、しんみりしたりする所は全く無く、ずーーーっと踊りっぱなしで只々「良い音楽」に満たされた時間だった。
でもそれはあくまでも外野の人間が感じたことで、ずっと近くで見ていたファンの人とはやっぱり気持ちの温度差があったと思う。

ステージ上の黒い幕(引き割り幕?)が下りたままで、中央にロゴのネオンサインが小さく光っているシンプルなステージだったのが「祭りの後」感があったけど、そのステージで最後にEspeciaにしかできない形の祭りが繰り広げられていた。
ライヴはゲストを交えての2曲をやって一旦はけて「アンコール!」の声が上がって再登場した後に20曲以上ほぼノンストップでやるという物凄い構成だったけど、この日のステージそのものが「壮大なアンコール」だったようにも見えた。
友達や連れと一緒に見たい気持ちもあったけど、私は5人の「顔」がすごい好きで、見ておきたかったので、人と人の隙間を縫って出来る限り前に行ってみた。そして、そうやっておいて本当によかった〜!と思った。
5人とも本当に晴れ晴れとした良い表情していたし、特にちかぶぅの最後の笑顔は忘れられない。自分の見た「アイドルのライヴにおける去り際の表情」というものの中でも、トップクラスに入る神々しさで拝みたくなるぐらいだった…。


Especiaの好きだったところは、あれほど完璧に作り込まれたコンセプト・世界観の中でやっているのに、メンバー本人たちがそれに縛られている窮屈そうな感じがしなかったところ。
それと、みんな可愛いのだけど、ものすごく飛び抜けて圧倒的な美人という人はいない。でも普通の女の子もコンセプトと楽曲次第で、こんなにもカッコ良く輝くことができるという証明のように見えたところ。
あと、ずっと前にペシスト(Especiaのヲタ総称)の方とちょっとした議論になったこともあったのだけど、衣装がなんかいつもガチャガチャしてるのがずっと疑問で(デニムでまとめられてた時はわりとスッキリしていたけど)、シルエットは大阪の街角に普通にいそうな感じで「堀江系」というキャッチコピーには合ってるのかもしれないけど、なんか曲のオシャレ過ぎるほどオシャレな雰囲気に合ってない…と感じていた。そのアンバランスさを見せてるのかとも思えたけど。
でも代官山UNITの申し訳ナイトのライヴの時に、ミラーボールの下で、これもまた作り込まれたクレイジーな感じの映像が映る大画面をバックに踊る姿を見たら、突然その衣装がバチッとハマって輝いて見えて、「あ〜作り込まれた空間で最も映えるような衣装なんだな、これはこれで凄く良くできていたのか」と納得した。
写真と動画しか見ていないけれど、味園ユニバースのライヴでも素晴らしかった。


それから途中でハッとしたのは、この日のライヴは始めにゲストを迎えての2曲をやった後、一旦はけて『アンコール』として20曲ノンストップで歌い踊る(本当に一回も水分補給しなかった事に驚愕!)という構成だったのに、はるかちゃんもなりちゃんえりかちゃんの前髪がほぼ崩れていなかったこと。そして、ダンスパートの多い二人、ちかぶぅと三瀬さんはキャップとバンダナで髪型はほぼ崩れないようになってる。
アイドルのメンバー卒業直前ライヴでしかも20曲連続というすごい状況なのに、見た目には全くそれが表れていなかった。最後まで完璧にカッコ良かった。

翌日の2月29日にファンクラブ限定ライヴが大阪であり、3月1日になるとメンバー全員のTwitterアカウントが消え、今は検索しても「存在しません」になっているけど、消えた直後だけ、ヘッダーの画像が最後のアーティスト写真のテーブルから全員がいなくなってる画像になってた。






細部まで恐ろしいほど徹底していた。
最後ギリギリに、ちかぶぅがふぁぼってくれて嬉しかったな。



Especiaの型から抜けた三人と、今後もEspeciaとして生きる道を選んだ二人のこれからはどうなっていくのだろう。


この日聴けなかった曲と



この日聴けて嬉しかった曲



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