2013年3月10日日曜日

相撲とアイドルとアートの日





2月9日(土)は本当に盛り沢山な1日だった・・・。

まず、ツイッターで直前(前日くらい)に余っていたチケットを譲ってもらった、
国技館のNHK福祉大相撲
(お楽しみ歌くらべ・ももクロ出演)

ナタリーに詳細レポート有り

1カ月も前のことなのに、なぜこんなに書くのが遅くなったかというと、前々回の日記に書いたように展示の準備に集中していたこともあるのだが、それ以上に
国技館という場所&お相撲さんを描くのが難しかった
から、ということに尽きる。結局、上のようなイメージ図に逃げました。
お相撲さんごめんなさい。

国技館には、芸大の一次試験の時に来て以来。勿論、相撲を生で観るのは初めてだった。
何もかもが新鮮で、まず国技館の周囲や客席のほとんどをカラフルなモノノフ達が占拠している状況が面白かったし、普段相撲を見ている人からしたら当然であろう慣習や恒例の儀式などもいちいち新鮮で楽しかった。
取組み一回ごとに、いちいち土俵の上を綺麗に掃除するんだなー、とか、その掃除する人もきっちりした格好してるんだな〜とか・・・(当然だが。急にTシャツGパンの人が出てきたりしてもびっくりする)

福祉相撲大会はいわゆる演芸大会に近いものと聞いていたが、相撲甚句(力士たちが歌う詩吟のような感じ)や小学生以下くらいの子供達が、大人の関取と闘うちびっこ相撲のコーナーがあったりして、ゆるく楽しめた。
相撲の禁じ手をコミカルに紹介する「初っ切り」とか、すごい面白かったなァ〜!

私の席は枡席で、4名1枠になってるスペースの、私以外の3名はガチ相撲ファン(と言っていいのだろうか…)で、周りもお年寄りの本当の相撲ファンっぽい人達が多くて、「何か今日は雰囲気違うわね〜」といった声が聞こえたりした。
狭い空間で全く知らない人達に囲まれながら初めて観る相撲
という非日常空間、何だか夢の中みたいで不思議な感じだった。

が、二部の始めあたりから様子を見て、もっと前の方の席にいた知人のお隣が枡席丸ごと(つまり4名分)空いていたので、そこに入り込ませてもらって、知人のれにちゃんガチヲタ親子さんや、紅白鑑賞飲み会で一緒だった方々と観た。
そこの方がだいぶステージに近く、上記図のような感じで、ほぼ真横のような位置からではあったが、とにかく(なんと)西武ドーム以来の生ももクロだったので、「ち、近い・・・!」と、単純に距離に興奮した。
そして、その親子さんと並んで観たことで、一気にピクニック気分になれて楽しかった。

Nちゃん、お父様ありがとう!

ももクロが出演する「お楽しみ歌くらべ」のコーナーが始まると、場内の照明が暗くなって一気にサイリウムを点ける人が増え、国技館が異様な光景になった。
他は森山愛子・香西かおり・藤あや子・坂本冬美と全員演歌歌手勢で、ももクロだけ明らかに異色。
いきなりのトップバッターで、力士の皆さんと共に踊る怪盗少女で登場した・・・!
印象的だったのは、
「♪いっちょ ソバット」の所のダンスを、四股を踏む振りにしてた事!
これはこの日だけのレアなやつだったなァ〜。
久々に真近で観る夏菜子のえびぞりジャンプ、凝視した。
「杏果は声が出ない分ダンスに全精力を注いでてキレが凄い」と聞いていたので期待していたが、期待を上回るキレ具合だった。
れにちゃんは、腕にマジックで何か書いてあった(上記の知人が肉眼で見て「『自分大好き』って書いてありますね」とわかってたのには驚愕した!それくらい近かったのもあるけど、相当視力が良いんだなと…)。
あーりんは、少し痩せていたような気がした。
しおりんは、髪を切って更に短くなってて、一番はじめの切り立ての時のショートヘアとはちょっと違う形になってて、すごい可愛かった!

基本的に、「歌手と力士が一緒に1曲」と「歌手のオリジナル曲1曲」という構成だった。
ももクロは前述の怪盗少女と、オリジナル曲はサラバ(短縮バージョン)だった。
(ももクロは、旭日松関のソロ「春夏秋冬」の時も横にいて手拍子してたりする様子見れたので嬉しかった。それにしても、お相撲さんがジャパニーズ・ヒップホップの曲を歌いその後ろでももクロちゃん達がニコニコしてるという図、本当に不思議だった。これで力士の皆さんが歌が下手だったりしたら単なる悪夢だが、みんな信じられないくらい歌が上手くて、歌手でもいけるんじゃないの?!と思う人ばかりだった)

他の皆さんもよかったけど、坂本冬美様の生歌、やっぱりすごい迫力だったなァ〜〜〜。
あと、ももクロの時はカラオケだったけど、他はみんなオーケストラの生演奏で、そのオーケストラ演奏も普通に感動した。


曲の合間には軽いトークもあり、メインでない出演者は舞台上手側に座席がありそこに座っていたのだが(小さめのひな壇みたいな感じ)、私の席からだとちょうど真横から見る形になり、ももクロが席についている間はほぼずーっと、ポニーテールの夏菜子のうなじを見ていた気がする。

(右図のような角度)
夏菜子は本当に姿勢がピシッとしてて綺麗だな〜と改めて思った。
たまにメンバー同士が横向いてちょこちょこっとお喋りしてるかわいい風景が見えたりして、かわいくてキュンキュンした!
坂本冬美様が夏菜子のことを「ももちゃん」と呼んでるのもなんか可愛かったな。

森山愛子さんのトークの時「皆さん歌の“こぶし”ってできますか?」ってなった時に、しおりんが夏菜子に「うちのリーダー、何でもできますんで!」とムチャ振りし、夏菜子が大失態を犯したのも微笑ましかったなァ。(まったくこぶしのきいてないこぶしを披露)

もうこんな近い距離でももクロちゃん達を観る機会なんて、一生ないかも・・・と思いつつ涙ぐみながら観ていたが、怪盗はびっくりしてる間に終わっちゃったし、サラバは短縮バージョンだったので、本当〜〜〜〜に早く感じた!
最後に、錦戸親方が「我が人生に悔いなし」を朗々と歌い上げて終わり・・・と思いきや、最後にもう一回撮り直した!(何が違ったのかはわからなかったが)

この後に向かう所があった為、第三部の取組みは、ほぼ観ないで退散した(この事、だいぶ後悔したがまぁ仕方ない)。取組みがメインだっていうのにね!!!

ももクロの出演時間は短かったけど、とにかく他では味わえない空間を体験できて、貴重な経験だった。
あと、今では忘れかけられているが、元々「和」をコンセプトにしたグループだけあってももクログッズ(全てではないが)と、国技館(相撲大会)という場所の相性が、意外と違和感なくしっくりきてたな〜と思った。法被とか家紋とか。





この後に、まず馬喰町のギャラリーαMへ、
杉戸洋さんと小林正人さんの展覧会
オープニングで、お2人のトークを観に向かった。

しかし!わかっていたことなのだけど、杉戸さんは非常に小さい声で話す方なので、後半(しかもかなり後の方)から入った私は大混雑の会場内のだいぶ後方の位置で、ほとんど話が聴き取れず、杉戸さん達の姿もチラチラとしか見えず、「ああ、これなら白鵬の取組みを観てくればよかった・・・」とか一瞬思ってしまった。
しかし、白鵬と杉戸さんを天秤にかけるなよ!!!と、この時の自分に言いたい。

結果的には、杉戸さん・小林さんの他にも、この時この場所でしか会えなかった沢山の懐かしい人達にも会えたから、行ってほんとうに良かったが。(ちゃっかり杉戸さんにサインまで頂いちゃったしね!!!みんな貰ってたから便乗した)





そしてこの後に六本木に大急ぎで移動して、
森美術館の会田誠展「天才でごめんなさい」関連イベント
「昭和40年会トーク:私と会田の間」
に向かった。

このトークもだいぶ途中というか後半からの参加になってしまったが、「昭和40年会のメンバー全員が『会田誠』をテーマに作品をつくる」という企画で、有馬さんと松蔭さんのだけ観れた。
有馬さんは、山根明季子さんという美女(女優さんか?不明)が会田さんの小説「青春と変態」の一節を朗読、という意外なものだった。山根さんはセーラー服+おさげ髪という姿で登場して、あの小説の最も恥ずかしい(本人が)部分ではないかと思われる箇所を朗読。歌うような美しい声だったのが印象的。会田さんはかなり恥ずかしそうだった・・・。
そして次の松蔭さんの作品は、なんと「会田誠主演映画」で、さすがに耐えられないとばかりに「僕は観ない!終わった頃戻る!」と言って会田さんは出て行ってしまった。
この映画(タイトル「砂山」)が本当に素晴らしくて、この映画の為にだけ来たと思ってもいいぐらいだな今日は、と思えた。
松蔭さんのスタイリッシュな感じと、会田さんの泥臭さがうまく組み合わさってて、あと会田さんて本当に映像映えするものすごいハンサムなんだな〜〜〜と、映画を観て改めて思った。
あと、会田さん自身の台詞は勿論日本語だが、モノローグが外国語(イタリア語?)で外人がアテレコしているのだが、普通画面には日本人が映っててモノローグが外国語で字幕が出たりすると不自然になりそうだけど、その不自然さが全く無かったのも印象的。
単に会田さんの顔が濃いから、という以外の理由がありそうな気がする。

(実はこの後もう一回馬喰町に戻って、ずっといた人達とお茶&ご飯したりした)


と、いうように精神的にも移動距離的にも盛り沢山の一日であった。
東京って、広いなァ〜〜〜!










0 件のコメント:

コメントを投稿